訴訟が日常の日々

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」


これは孫子に記されている有名な言葉で、

「向かう相手の実情と自分の実力を正しく知ることで、負けない戦い方ができる」

という意味になる。


僕はアメリカに来て本当の交渉力というものを

学んだ気がする。それは一言で言えば、


相手を知らないと絶対に勝てない


ということだ。


僕がニューヨークに来た時は

それはもう甘い甘い性善説にまみれた

心優しい少年だった。25歳だったけど。


そこから日本では考えられないことが

たくさん起こった。


・誰も時間通りに来ない

・すぐ裁判しようってなる

・仲良くしてあげてたアメリカ人が目の前でお金を盗む


まぁこれは日本でもあるっちゃあることだが、

問題はこれらが当たり前に起こっていたことだ。


つまりそんなに悪気もない。

自然にやっている。


こうなるともう善悪の問題ではなく

ルールの違いになってくる。

ルールが違えば戦い方が変わる。


僕は25歳まで日本の常識でいき、

日本人とやりとりすることしかなく、

いつの間にか世界もそうだろうっと

勝手にそれを世界のルールに当てはめていた。


でも全然違った。


酒に変なもの入れられて酔わされ、

奥にある個室に連れこまれ、

マフィアっぽい人に脅されたこともあれば、

仲間から目の前でお金を盗まれたこともあれば、

部屋を貸したら部屋中がお菓子とチョコレートだらけに

なったげく、クレーム付きで帰って来たこともあれば、

訴えられ最高裁判所まで行ったこともある。


でも今となっては驚かない。

良くあることだ。

そしてそれらは相手を知らなかった

自分のせいであり、力不足だと素直に認めることができる。


なぜならルールが違うからだ。


日本では素直を一番に相手との交渉をしていた自分が、

アメリカでは相手の弱点を把握して交渉を始める自分がいる。

日本ではいやらしいと思っていた交渉方法が、

アメリカではやっとスタートラインにたったかと感じさせられる。


ルールが違えば戦い方が変わる。

相手を知らねばルールさえわからない。


いつかは海外へと思っている人は

すぐにでもでた方がいい。


「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

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