太陽になれない月。祖父を想う話

 太陽になれない、月。


いつもいつも主役になれなかった。私は目立つ気の強い女の子の横にいる大人しくて冴えなくて本を持って、メガネかけて、モジモジしている。



 これが。欲しい。

 この人が、好き。




言えない。言ったことない。

 1番大好きなひとには、好きだって1度も言わずに生きてきた。

  いまは、だから推しさんが出来たら好き好き言いすぎて八方美人になってしまっている。それもまずい。

 生きていても死んでも別れは、つらい。

太陽は、祖父だった。私は祖父がいないとダメな孫だった。祖父にほぼ依存していた。事故死していなくなって、初めて私は1人で歩き始めた。気づかせてくれたのは、祖父だった。

  太陽のような人だった。



  結婚することは、めちゃくちゃ悩んだ。

 いま、離婚をしようとして、実家からも絶縁状態。旦那も困惑。


自分で決めたことだから。
  後悔していない。

  これから先どうなるとしても


 誰かのせいにしない。
自分で決めて進む。それが自分の思い通りの、結末じゃ、ないとしても。だ。



  私は月。

 夜道を明るく照らす、月だ。

  誰かの灯火になれればいいな。





決めていることが、ある。

  太陽は、月がなくても輝けることを、伝えたい。

 私は太陽がないと照らせないけど、太陽は、自ら輝けるのだと。


  私は傍で月のように
ただそっと見守る、だけだ。それだけだ。いままでも、これからも。それだけ、あればいい。


  

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