日本の学校は「地獄」じゃ!

日本の学校は「地獄」じゃ!


 大学受験の5日前に、私は勉強中に突然ナゾの全身痙攣を起こして近所の病院に担ぎ込まれた。医師の診断ではノイローゼ。要するに勉強のし過ぎだったらしい。入院させられた。

「あのー、明日の入試受けてもいいですか?」

 と、医者に尋ねたら

「無理ですね。試験中に倒れたら他の受験生にも迷惑ですし」

 と、言われた。私は退院して翌日試験会場に向かった。幸いにして痙攣は起こらず無事に試験を終えたものの、ノイローゼと言われたことが引っかかっていた。

 これを言うと叩かれるので黙っているが、日本の学校は地獄じゃ。後で分かったのだけれど、私の住む三重県は日教組の組織率が全国ナンバーワン、100%なのだ。中学校では、妙に「愛だ」「絆だ」「一致団結だ」と強調されていた。

 私は、これが生理的にダメだった。日本の社会は「ワン・チーム」が大好きな社会だから、その流れに違和感がある人ははみ出してしまう。居場所がない。

 「いじめ」が大きなニュースになっているのに、何十年経っても、何人の生徒が自殺しても、一向に改善される気配がない。学校が「いじめ」を生み出す仕組みであるのに改善されないのは何故だろう?

 私は、アメリカのユタ州にある公立中学校で教師をしていた経験がある。その中学校には「いじめ」が存在していなかった。なぜかというと、

1、 クラスという概念がない。

2、クラブ活動がない。

 つまり、集団が存在しない。日本の大学のように授業毎に生徒が移動していくのでクラスは存在しない。午後2時半になったら校内は消灯されて真っ暗。誰もいなくなる。クラブ活動は存在しなかった。

 日本の学校の様子の写真を見せたら

「これは、刑務所かどこかか?」

 と質問を受けることが多かった。全員が同じ真っ黒な制服を着ているのはアメリカ人の感覚では軍人か刑務所くらいだからだ。

 それで、私は気がついたわけだ。

「そうだ。私は軍隊式の刑務所のような所に押し込められていたんだ!それが、精神を病んだ理由だったんだ」


 無理やり周囲と同調させられる。異なる意見など踏み潰す。集団生活を強要すると、どうしてもボスが出現し、弱いものがいじめの対象に選ばれる。

 普通の社会なら犯罪として裁かれることも、いじめという名で処理される。北朝鮮のような独裁国家で無法な人権侵害が行われていると非難する日本人が、学校で同様なことが行われていても見ないフリをする。なぜだろう?


 他人に暴力をふるい、お金を巻き上げたら警察が介入すべき犯罪なはずなのに、「更正の可能性がある」で処理されて、被害者は泣き寝入りするしかない。これは、異常なことだと声をあげて被害者を守るべきだろう。


 教師は違法行為を見たら通報する義務を負っているのに、無作為で訴えられることがない。いや、訴えられることを知っているので隠蔽に勤しむ。

「いじめ」という言葉を使うのは止めよう。名誉毀損、暴行、恐喝など刑法の言葉を使おう。学校を独裁国家のようにしてしまうのは、教育の場を聖域と考えてしまうからだ。学校は聖域ではない。普通の社会にすべきなのだ。


  着たい服が着られない。制服は強制だからだ。好きな髪型ができない。校則が一定の髪型を強制するからだ。帰宅して自分の趣味に没頭できない。クラブ活動は強制だからだ。好きな下着を着られない。下着は白が強制されるからだ。


 これは、まるで反社会組織の掟のようではないか。掟を破ると小指を斬り落とす掟があったそうだが、学校では小指を斬り落とす代わりにイジメに会う。変わったことをして目立つとダメなのだ。

 これは、勉強にも当てはまる。普通に考えてほしい。全国でトップクラスの生徒と、全国でビリのレベルの子に同じ問題集をやらせて、同じ授業を受けさせることはおかしい。おかしいというより、悲劇だ。


  トップの子は自分の才能を伸ばせないし、ビリの子は劣等感で打ちのめされる。そのため、優秀な子は「内職」に励み、予備校や塾で自分の才能を伸ばそうとする。学校で無視される子は、登校拒否、N高校、高校卒業資格認定テストなどに逃げる。


 そういう実態を知っている子は、教員を志望するわけもない。

「私は平均的な生徒だから関係ないや」

 と、傍観しないでほしい。優秀な子たちの学力を十分に伸ばせる制度でないと、外国との競争に負ける。日本は、かつての輝きを失い中国には追い越され、韓国には追いつかれそうなのだ。日本全体の経済力が失われると大多数の中間層の所得も落ち続ける。つまり、貧しくなる。

「底辺のFランではないし」

 と、安心しないでほしい。どの国でも差別された人たちが集団になると、治安が悪化して最悪の場合は内乱が起こる。日本は大丈夫と言えるだろうか。

 

  1. クラブ活動は「自由参加」にし「強制」はやめる。

  2. ブラック校則は全廃させる。私服、髪型自由にする。

 

 新聞報道によると、2015年に茨木県で中学三年生の女子生徒が首つり自殺をした。しかし、校長は「思いがけない突然の死」と生徒に説明し、市の教育委員会には「死亡事故」と報告した。しかし、彼女の日記にはいじめの内容が記されていたそうだ。

 ご両親が調査を求めても教育委員会は無視し続けた。

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