消えた助手席のm story36
6月3日
昨日、mとの思い出の道を車で走った
よくmを迎えに行って走った道だ
毎日通った道
今まで避けて通らなかった、通れなかった
しかも、mを迎えに行った時間と同じくらいの時間帯に走ってみた
なぜそうしようと思ったのか分からない
何も変わっていない街
何も変わらない
mと帰り道に寄ったコンビニも
mと夕食を食べたレストランも
何も変わっていない、当たり前だけど・・それが辛かった
やっぱり苦しくなってしまった
涙が止まらない・・・
mと笑いながら車で毎日通った道だ
あの頃は毎日当たり前のように走りすぎていく景色がとても愛おしい
コンビニもレストランも信号機ですら愛おしい
前を向き始めていたけどやっぱりまだ出来ない事ばかりだ
苦しいことばかりがまだ私の生活の周りには沢山あった
こんなに苦しくなるならあの道を走らなければよかった
後悔している
苦しい環境に自分を置くことはない
苦しくない事、苦しくない場所
それだけをしていく そこではない場所にいく
私にはまだそれが必要だ
まだまだ辛い日々は続くんだ・・・
でもその道を通って一番つらかったのは・・・
助手席をみてもmの姿がないことだった
1人でいつもの時間にいつもの道を走っていることが
一番つらかった
だからもう・・やらない・・・・そんなこと
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
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