唯一心をひらけることができた犬の話

初めまして!storys初投稿です。

突然ですけど、私はトゥレット症候群という神経発達症を抱えています。皆さんにとってはチック症という呼び方の方が馴染みがあるかもしれません。これがどんな症状で、どんな病気かという説明は、ネットに山ほど情報が転がっているんで、今回は割愛します。
この病は発達障害の一種なんですが、このような障害は周りから、「変な癖を持った人」や「親のしつけが悪くてそうなった」「本人の心が弱い」などといった誤解を生むことが多いです。
実際、自分の親がチック症の存在を知らなかった頃は私に対して、「うるさい!」「その変な癖をやめなさい!」などと叱りつけることもたくさんありました。そして次第に、私と親の間には確執と言っても大袈裟ではないほどの溝が生まれていったのです。
そんな小学校から高校、大学時代を過ごした私が唯一家庭内で心を開き、精神の支えになってくれた存在というのが、小学4年の頃に飼い始めたボーダーコリーのオスイヌ。名前はメイトです。
そう、犬です笑
犬は人間と原始時代から生活を共にしてきた人類のパートナーですよね。また、犬は猫とは違って人間の内面を覗き見ることができるとも言われています。犬と人は心で繋がっているとでも言いましょうか。
とにかく、メイトは私にとっての兄弟同然で、メイトと2人っきりの時は、親への不満や愚痴、学校であった嫌なことや不安なことをぶちまけていました。散歩の時もチックのせいで嫌なことがあった後などは、泣きながらメイトと歩いていた思い出があります。
そんな自分にとってのかけがえのない友であり兄弟でもあり、家族でもあった彼は、2018年の春に天国に旅立ちました。
その前から彼の口の中にガンの腫瘍ができていたので、「今年の夏は乗り越えられるかな?」と親は心配していました。私はその頃大学の講義やバイトが忙しかったので、彼の散歩に行く頻度も家の庭で彼と遊ぶ回数もだんだんなくなっていた矢先でした。
彼が息を引き取る前日の夜、私は一人ベットの中で、「メイトが死んだらどうしよう」とくだらないことを考え込んでしまい男泣きをしていました。
そして次の日目が覚めたら、彼は外の小屋の中で目を閉じて動かなくなっていたんです。
彼は何を思って最後死んでいったんだろうか?彼は私と生きていて幸せだったのだろうか?何度もそんなことを考えました。私は彼が幸せだと思えるようなことを一度もしてあげられなかったんじゃないかと…。
ただ一方的に不満や愚痴を、彼はいつも黙って聞いてくれた(犬が反論するわけないんですけど笑)。
私は今後死ぬまで彼に謝り続けると思います。そしていつかまたもう一度会えたら、心から「ありがとう」と言いたいですね。
私はあの時、君に救われたよと。
親にも理解されず、周囲から孤立していた私の心の支えになっていたのは、今は天国にいる1匹の犬だったというお話でした。
今後もこんな感じのこれまでに経験したことを小噺みたいな感じで投稿していきます。
よろしくお願いします!

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