その決意が思ったよりラジオに取り上げられ、困惑

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前話: オーディションで弾き語りを披露したが、落選した17の夏に決意したこと
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びっくりしすぎた私は、イスに座るのを忘れてボーっとしていると、
誰かに、「座っていいよ」と言われたので、とりあえず座った。





すると、YUIが、
「どうも、YUIです。」

と普通にそこにいた。

なにも知らされていなかった私は、なにも言えず、ただ見つめていた。

たぶん、もうこんな機会ないんだろうな。貴重な体験をしている。と感じた。

そして実物のYUIが美しすぎて、見とれていた。





ずっと見つめていると、YUIが、
「あって言って。」と言った。
この台詞、前にも聞いた事があったのだ。


中学生のとき、同級生の女の子に、
「あって言って?」
と言われ、からかわれた経験があるのだ。


それが脳裏によぎって、返事が出来なかった。
何度も何度もYUIは、「あって言って」と言っていたが、目をそらしてしまった。
過去の台詞とリンクしてしまって、どうしても言えなかったのだ。
からかわれてる?バカにされてる?
と、本当は違っても、そう思ってしまって、私は黙り込んでしまった。



すると、隣に座っていた母が、
「がんばったもんね、よかったね、いままで色々あったよね。」
と涙を誘うようなことを言われ、つい私は泣いてしまった。
(涙は流れないように、上を向いていたが)


なにか教頭がゴソゴソしだしたので、なにしてるんだろう?と見てると、
ハム人間だった。
教頭は、実はカリカというコンビ芸人なのだ。

不覚にも笑ってしまって、そのとき、YUIを見ると怒っているようだったが、
今は空気を読んでちょっと無理して笑っている、ように私は見えた。




それから、校長に
「なにか言いたいことはない?」
と聞かれたので、悩んだあげく、
「サインください。」
と、なんともファン!という台詞を吐いてしまった。



サインには、
”ストリート楽しんでね!”
という文字が書かれていた。
そのとき私は、どうやって楽しむんだろう?と思ったが、言えなかった。




それから、一緒にギターを弾くことになって、
Good-bye daysを一緒に弾いた。


YUIは歌ってほしかったみたいだが、私はこわくて歌えなかった。

本人が目の前にいるのに、失敗したらどうしよう、という浅はかな恐怖に負けて。




本当は歌いたかった…。






YOUNG FLAG レポート:

2007年10月30日 YOUNG FLAG 放送模様:






そして、もう後には戻れなくなった私は、
不安を抱えながらも翌年2月より、ストリートライブを開始する。


そこで出会った数々の仲間、出来事
そのすべてが私を支えてくれた。


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ギター1本でストリートライブを始めた、18の冬

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