学年ビリから2番目だった中学生を、クラス3位まで上げた時の話⑥
前は、中学卒業で家庭教師の契約期間が終わったところまで書いた。
今回はその続きを書く。
ちなみに、先週末に彼と3年ぶりに会ってきたのだが
その話は、次回に書きたいと思う。
もう一度家庭教師してください!
先にネタばらしをすると、彼から来たメールにはこう書かれていた。
勉強なんてなんのためにやるんですかね?
と言っていた彼が、自分から、また能動的にお願いしてきたのだ。
ボクは、本当に嬉しかった。
何より、また彼と過ごす時間が楽しみだった。
また、家庭教師を再開したが、
やり方は中学生の頃と全く同じ
テレビを見ながら、ギターを弾きながら・・・だった。
しかし、彼は順調に成績を上げていった。
こんなやり方で、ついに彼はクラス3位になった
テストの答案を見ると、
最初の頃と○の割合と×の割合が逆になった感じだ。
友達に勉強を教え始めた
先週、彼に3年ぶりに会って、その時に彼の両親から聞いたことの一つだが
高校に入って、彼は周りの友達に勉強を教えるようになったらしい。
勉強などしたことのなかった彼が、何故そこまでしたか?
これはボクの狙いでもあったのだが、改めて彼の口からもはっきり聞くことができた。
それは
優越感だ
勉強ができるようになったことで、彼は自分がすごい!と思えるようになったのだ。
ここでやっと、一番最初の問いに対してのボクが答えた内容を書こう。
勉強ができないってだけで、周りにコキ使われるぞ
カンタンにまとめると、ボクはこんなことを言った。
彼は、最初にも言ったが、やんちゃだった。
こんな勉強に興味を持った彼もやっぱりまだやんちゃで
駅前で、肩をぶつけた年上の男と殴り合いになり
顎を骨折し、入院してたらしい。
(今じゃ、よく家族の中で笑い話になるらしい・・・w)
彼の世界では、"力"が何よりの権力だった。
カンタンに言えば、ケンカが強いことがステータスだったのだ。
ボクは、こういう子に今、勉強ができることがステータスだ!
と教えてもなかなかうまくいかないと思う。
ボクが教えたのは、それとは反対で
今、力で勝ててる周りのやつに、勉強ができないってだけで将来コキ使われるんだぞ
これが彼には効いた。
普段、彼の学校の話もいろいろしてたので
○○ってやつがキ○くて・・・ とか
○○はガリ勉で・・・とか
そんな話もされていた。
でも、その時に、まぁこんな話になるわけだ
ボク
その○○お前より成績良いだろ?
彼(※写真はイメージ)
そうっすね!
俺
将来、○○に命令されるよ。コキ使われるよ。良いの?
彼
うわー!イヤっすね!!
くだらない、と思う人もいるかもしれないが
動機付けは、一人ひとり全く違うものなのだ。
彼と過ごしてきて、改めてそう感じた。
そして、現在彼は、夢だった消防士として働いている
次回で最後にしたいと思う。
ボクは東京への就職の関係で
高校2年生までしか見れなかった。
しかし、先週、彼と彼の家族と一晩中呑んでたくさんの話を聞いたが、
本当の彼の成長はボクが離れてから起きたことだった。
タイトルを変えないといけないかもしれない。
なんと彼は、ボクがいなくなってから
学年ビリから2番目だった中学生が、学年2位になっていた
らしい。
(どっちも1位じゃないのが惜しいが・・・)
そこも含めて、次回を最終回にしたいと思う。
余談
ちょっとだけ余談だが、今回北海道に帰った理由は
ボクはもう15年ほどファンなのだが、
彼も今はボクに影響され、GLAYを大好きになってしまったらしい。
消防士の仕事が大変で、30分しか見れず、帰るという可哀そうな状況だったが
GLAYさんの話では、4年後にまたやるらしい。
次回は、彼にも全編見せてあげてくださいね。
GLAYさん!!
4年後に、彼とも必ずまた一緒にライブ行こう!と約束してきました。
なので、必ず!!Vol.2を!!w
まぁ、その前に彼の職場や、東京にも遊びに来てね!と約束もしましたが・・・w
これからも彼と仲良くしていきまーす^^
さっきLINEで友達になりましたw
では。
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