終わりの始まり

オオサカ堂でオピオイドを致死量オーバー買った。もう、思い残すところも思い出すこともない。自堕落は終わり。モラトリアムを省く。死に対する恐怖心はないとは言えない。しかし、このまま生きそびれる恐怖の方が強い。
 あと、何日かでひとつのケリが付くだろう。大切なモノは終わった後に気が付く、いつもそうだ。今、誰かと付き合っている人はパートナーを大事にしてあげてほしい。100%分かり合えることはないけども、つながることはできるから。
 ぼんやりとキッチンに佇んでいる。つまり、シラフではない。聴ける最大領域の音楽を楽しんでいる。視覚も好調でまぶしいだけでなく、色の陰影までも楽しませてくれる。
 ブリンブリンが支配する脳内から、甘酸っぱい思い出が甦る。上手に拾おうとせず。こぼれながらでも、とにかく拾う。
 新年会は遺恨を残す関脇となったか。収束に向かっている。死のうとしているのだ。ココが始まりで、終わりの始まりだ。
 迅速に対応しなければならない。捕まることもない、歳を取ることのない解脱だ。悪いけど、もう裁かれることはできない。先に行って待ってる人もいるし、バイバイだ。

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