07人生の岐路 / 人を喜ばせるとは

前編: 06人生の岐路 / 壁はさらに大きくなる
後編: 08人生の岐路 / 大学入学からスタートダッシュ
担任の先生に形の残るプレゼントをしたいと思った私は行動に出た。
そうだ、卒業証書を渡そうと。
すぐにアイデアが降りてきてくれた。
クラスの全員からの寄せ書きと、卒業証書。
卒業証書をおさめるホルダーは見開きになっているじゃないですか?開いた時に左に寄せ書き、右に卒業証書を構成することにしました。
それとは別に優希まおみの写真集を用意した。担任の先生が当時、大好きでたまらなかったからだ。
計画は、受験が終わった5〜6人の友人に伝え、着々と準備が整っていった。
寄せ書きの土台となるデザインから、卒業証書の文書を1人で担当した。さらに幼稚園からやっていた書道のおかげで字だけは誰にも負けない自信があったため、筆ペンで担任の先生の名前を書かせてもらった。
写真集も信頼していた男友達がしっかりと用意をしてくれて後は卒業式を待つのみとなった。

この後も何度か人を巻き込んで何かをすることをしてきましたが、原点は高校の時だと思う。
楽しくてたまらなかった。
誰かのためにサプライズを行うってこんなにもウキウキするんだなと思った。
どんなに時間を使っても全然気にならなかった。
自分を支えてくれた友人には感謝です。
高校三年間はクラスの友人に本当に恵まれた。女子だけではなく、男子も含めて。
だからこそ、卒業式に近づいていく度に泣きそうだった。

そして、迎えた卒業式。
あまり記憶にはないが…理事長の話が長かったのを覚えている。同じことを二度繰り返したもんね。思わず、涙が目に戻ったのを感じた。逆再生みたいなの。
悪く言えば、理事長のせいで卒業式が台無しだったとも言える。
ただ、卒業式を終えた事で清々しい気分だった。

その後は教室に戻り、担任の先生の手から1人1人、卒業証書を受け取った。
先生の熱い言葉は胸に響き、心の中で涙を流した。人前で涙をするのが苦手だったから。いつも笑っている子だったのがあるのかもしれない。
そして、お待ちかねのサプライズ。
誰もが待っていたのではないでしょうか。だって顔に表れていたんだもん。
タイミングを見計らって、学級委員にバトンタッチ。
学級委員とは事前に打ち合わせを行い、おおまかな演出は指示をしていた。
クラスのみんなが立ち上がったときの先生の「えっ」て顔は今でも忘れない。
卒業証書を読み、渡したらとても喜んでいた。
さらに優希まおみの写真集。
大成功でした。
先生の喜ぶ顔を見て、やってよかったと心から思えた瞬間でした。

この瞬間に出逢いたく、自分で企画をしようと思う気持ちが強くなったんだ。
振り返る事で気づくって良いね。

高校を無事に卒業した私は、その後、一度だけ仲の良い友人数人と会い、引っ越しの準備に追われ、友人たちとお別れをする暇もなく、京都に引っ越しました。
そう、Kという大学は、私の人生をさらに大きく動かしてくれたとこであり、名称、京都造形芸術大学と言います。
私はこの大学に進学して良かったと心から言えます。胸を張れます。
その理由について話していきましょう。



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08人生の岐路 / 大学入学からスタートダッシュ

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