11人生の岐路 / マネージャーからキレられる

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ひたすら信頼を取り戻すために準備を行った。
その期間に再び、ゲストに電話をかけなければならない状況が到来した。
嫌とは言っていられなかった。
電話番号を打つ手がふるえ、もしもしと応答があるまでの時間が長く感じられた。

用件は、当日のタイムスケジュールをお伝えするものだった。

スムーズにお伝えし、終わったーと思い、気を抜いた瞬間、質問をされたのだ。
しかも受け答えができないもの。

マネージャーからしたら、本来の仕事があり、その間で京都に来るため、予定管理には十分意識を配らせたいところなのに、すぐにでも知りたい情報が分からないということで電話越しでキレていました。
こういうことは事前に準備しておくのがルールでしょ!
学生だけど、仕事としての責任感をもっと持つべきではないの。
もしも、社会人だったら一発でクビだね
と言われました。

マネージャーに怒られたことよりも、リーダー陣への報告が怖かった。
少しずつ認めてもらっていたのに、逆戻り。

しかし、正直に話し、折り返し電話をすることでどうにかマネージャーにも伝わり、ゲストの取り下げはならなくてすみました。
もしかしたら…という話もあったので、自分のせいでゲストが来なくなる可能性も十分あったので怖くてたまりませんでした。
改めて責任感のなさに痛感しました。

この大きな壁を乗り越えるために、私は様々な痣を作ったけど、返ってよかったかもしれない。映画祭を取っていなければ、学ぶ範囲は限られていた。芸能界の憧れの方々と直接、連絡のやり取りをすることで身を持って体験することが多かった。
逃げ出すほどツライ事ばかりだったが、やって良かったと思う。
一言では言い表せないほど、大きな経験を積む事ができたのだ。

ちなみに、映画祭の当日は、リハーサルの甲斐あり、特に大きな問題も発生せず、2日間を無事に終えたのだ。

達成感に浸った私は、その後、学生作品を京都シネマ(ミニシアターの映画館)で上映するスタッフにならず、学生生活を送ったのは間違いない。
そう、映画祭が終わった時点で、私は燃え尽きたのだ。

以来、映画祭の中心核となるリーダー陣と話す機会も減っていった。
年が明けるまでは平凡学生の生活に戻っていったのだ。
課題と授業に明け暮れる日々。

忙しくても良いから刺激が欲しくて、私は年明けにあるプロジェクトに参加をしたのだ。
そのプロジェクトのおかげで、私は専攻する学科を問わず、どんどん友人が増えていった。また、最後まで続ける達成感を得たのだ。

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12人生の岐路 / 二条城ライトアッププロジェクト

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