ホッケ食べれない理由

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全ては居酒屋から始まりました。私は、父と夕食をとりながら様々な話をしていました。そこにいるのは、ほとんどが学生か孤独なサラリーマンという安い居酒屋でした。でも私たちは気にしませんでした。日本にようやく到着し、疲れきっていたのです。だからとにかく私たちが欲しかったのは、食べ物でした。
父は、何種類か魚を勧めてきて、その内の1種類がホッケでした。それを少し口に入れて話を続けていると、突然喉に何か違和感を感じました。何か鋭い物が喉につっかえている、と。
やばい。たぶん骨を飲み込んだ。
と父に言いました。私の顔は、真っ青になりました。
トイレ行ってとれるかどうか試してこい。
と父は言いました。
急いでトイレに向かい、すぐに骨を吐き出そうとしました。しかし、その骨が動く気配は全くありませんでした。
一生懸命試しに試して、やっと吐き出したと思ったら、トイレの水が深紅の赤い血で染まったのです。
そのトイレの血を見るなり父のいる席へ戻り、

父さん、トイレで血を吐いたよ。万が一何かあった時のために俺を見といてくれない?
と言いました。
父は、トイレに来て吐かれた赤い血を見るなり、

なんてことだ。
とはっと息を飲んで、すぐにウェイトレスにどうすればいいのか聞きに行きました。
ここは日本でしょう?みんな魚を食べるでしょう?皆、同じ問題を経験したことがあるはずでしょう?と、私たちは思ったのです。
喉につっかかった骨がそのままの状況は、なんとも説明し難い状況でした。それは、誰かがナイフを喉に忘れていったような感覚でした。話すたびにそのナイフが食道に深く刺さっていくのを感じていたのです。
ウェイトレスがごはんと一杯の水を持ってトイレにやって来て、骨を取るのに、大量のご飯を飲み込めと言ってきました。
そのご飯を何度も何度も噛まずに飲み込みましたが、全く効果がありませんでした。
その時点で、病院に行くのがきっと良い考えだろうということになりました。
しかし、私たちが最初に見つけた場所では運が悪く、

受付の人
そのような症状に詳しい医師が、今夜はおりません。こちらの番号に電話をお願いします。

と言われてしまったのです。
まじかっ。

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