高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.2

前話: 高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.1
次話: 高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.3

オフ会!

今まで、電子メールなんて全然使うこともなかったのにMLに参加するように
なって、パソコンを付けることが楽しくなり、これがインターネットだ!と
勝手に感動を覚えつつ、オタク街道まっしぐら。
林原めぐみMLのオフ会なるものがあるということなので、初めて参加してみることに。
今まで、メールでのやり取りだけだった人が、実際に人間で(当たり前なのですが)、お話出来るというのは本当に不思議な感覚でした。
新宿のまんがの森前集合というディープな方々とお会いして本当にいい経験でした。
MLでは参加させてもらう側の僕も、なんかこういうコミュニティを自分で運営したい!と感じました。プロバイダーの無料ホームページ容量があったので、ホームページを開設してみようかと思いつき、早速HTMLの勉強を始めました。
「はじめてのHTML」多分そういう類の本を1冊、本屋で購入し、夜な夜なホームページ制作。なんだか始めてみると結構面白くて、そんなに時間はかからず僕の最初のホームページが公開されたのでした。

みーまのおうち

早速のネーミングのなさに自分でも鳥肌が立ちそうですが、そのころの僕はそれで良しとしたようです。
その頃のインターネットでは「ハンドルネーム」というネット上でのニックネームみたいなものを名乗るのがデフォルトで、僕はネット上で「mima」(みーま)と名乗っていました。
ネット上で生きる仮想の猫の名前という設定で、猫アレルギーで猫に触れない僕がなぜそうしたのかは、ちょっと記憶にないですが、多分そういう気分だったのだと思います。
プロバイダーの無料ホームページスペースを利用し、当時BIGLOBEもmeshnet.ne.jpだった時代、「みーまのおうち」はオープンしました。
CGIレスキューで設置したCGIカウンターもバッチリ動いています。
内容はエヴァの2次創作のサイトです。
コンテンツは僕が書いた、エヴァの2次創作シナリオ、「EVANGELION ANOTHER STORY」。TV版放送が終了して、賛否両論が語られている中、僕なりの解釈で25話、26話のシナリオを公開していました。

居心地の良い自分の城

オープンから、順調にアクセス数を伸ばしていたサイトはどんどんカウンターの数字が伸びていました。
ネット上の仲間も増えて、イラストを投稿してくれる方、2次創作の小説、オリジナルの小説などなど、コアメンバーは10名くらいで、下は中学生から、上は社会人まで幅広いメンバーに支えながらの運営は本当に楽しかったです。
僕企画のオフ会も2回ほど開催させて頂き、遠方から来てくれたり、本当に良い仲間でした。年賀状を送りあったり、サイト運営の足しにしてと寄付を頂いたり、本当にアットホームな我が城でした。
100万アクセスを超えるサイトで雑誌にも出させて頂いたり、コミケに参加したりと僕は高校生活で、ネットを使った自己表現、見知らぬ人とのコミュニケーションに魅せられていました。
でも、高校生活が終わりに差し掛かり、ふと気づいたのです。
このままでは、彼女が出来ないのは、、、と。
高校生は平日、制服だから私服を同級生に見せる必要もない訳ですが、
大学生は私服。その当時の僕の服装といったらリアル電車男です。
母親が買ってきた服を素直に来て、チェックシャツをケミカルウォッシュの
ジーンズにねじ込み、ウエストバッグは前で付けるし、リュックにポスターを
斜めに刺しちゃう訳なのです。
ちょっと自分の大学生活に不安を抱き、一大決心をする訳です。

続きのストーリーはこちら!

高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.3

著者の金子 洋平さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。