取扱説明書ってそもそもなに?
新しい電気製品や何かを買うと強制的についてくる取扱説明書、わたしはブランク有りですが、5年近く制作側に居ました、今も求職中ですが、説明書の制作をまたやりたいとおもっています。
私、取説大好きです、作るのも読むのも、電気屋にいくと置いてある取説を片っ端からあさります。最近は相方が居るので控えますが、商品みてる人が邪魔!思うくらい読書に励みます。
皆さんはよみます?
よみませんよね?
知ってます、読まれないことも、今は何でもネットの人力検索で解決する事も。
じゃあ何で取説がついてくるのかって話なんですけど、それは法律的な話なので自分で調べてください。
嘘です‥
とみに電化製品は危険がついて回ります、転倒や感電、漏電、など。そんな状況になった時、企業がわが『取説には明記して警告していた』というためです。また、同じ製品でも輸出するために様々な環境やらなんやらの条項を満たすためにも役に立ってます。
無論、使い方がわからない時に読むのがほんらいのあり方なんですけど、法律やとくに訴訟の際警告や注意を書いているかどうかでおおきく裁判が変わります。
Apple製品には取説が無いといいますが、それをカバーするだけのサポート力とユーザー間のコミュニティを利用しての策では無いかと、あとは直感的に使えるものなのに説明するのか?という新しい考え方の代表格でしょうね。これが多分今後のグローバルスタンダードになっていくと思います。
逆にプレイステーションの例を取ると、最後の方に輸出制限があります。的な文言があると思います。私が読んだのには有りました、それはプレステが化学兵器に転用可能な技術を採用して居るので特定の国に持ち込めない事、しいていえばそれだけすごいもの作ってるんだぞコラ!という感じです。
組み立て式の家具にも簡単な取説がついていますが、そこにも
指を挟まないように
とか
転倒防止器具はつけた方がいい
とか
組み立てる時床が傷つくからなにか敷け
なんて具合に書いてあります
えー、クレーム対策ですね。悪くいえば
でも、企業がクレームに対して費やす人件費とか電話回線の契約料とか、諸費用なんかを考えると書くのが妥当かと思います。
ガス給湯器の死亡事故の記憶はありますでしょうか、ニュースにも成りましたよね、我が家の給湯器には3枚も各国語で
使う時は換気すること!シール
が貼ってあります、本当ならたくさんの人が面白くて読めたくなる取り説なら、そんなシールもいらないしましてや死亡事故も起きなかったと思うんです。
最近は漫画になって居るのもあって少しは取説業界も変わったかなぁと思う所です。
私がなぜ取説制作にはまったかと言うのはまた後日話すとして、今度なにか新しい電気製品や何かご購入の際には取説も読んでください。お願いします。結構ツッコミどころ満載のものもありますよ、特に注意警告セクションには、
こんなことしねーよ
と、思わずツッコミをいれたくなるはずです。
それから、作っている人が居ることも、ちょっとだけ覚えて置いてください、本人達は必死でやってますので(苦笑)
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

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