高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.3

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ハロー、ファッション

高校が大学の付属校であった僕はたいした勉強もしないで、付属の大学への
入学が早々に決まっていました。
不安は、私服で大学に行くのでは一生彼女が出来ないのでは、、、ということです。
高校生から大学生に変わるこの時、僕は変わらなくてはならない。
今まで愛読していた、アニメ雑誌を卒業し、僕はオシャレになることを決めたのです。
メンズノンノ、ファインボーイズ、ブーン、ホットドッグなどのファッション雑誌を買い漁り、ファッションの研究が始まりました。
インポート、ドメスティック、ハイブランド、ストリート、デザイナーなど、ファッションに紐づく色々なものを調べてみました。(多分オタクだから)
そして、自分の好みは「モード系」であるように思ったのです。
まあその当時、GLAYやラルクなどのビジュアル系も流行っていたし、
その辺りの影響も受けつつ、モノトーンでキレイ目なものが好み。
なぜ彼女を作るためにファッションなのか、ということについては当時僕の考えで、モテる人は「カッコイイ」か「面白い」であって、「面白い」ことを
目指していくには、僕の話術はあまりにもハードルが高そうであり、
人間的な「カッコイイ」は難しいかも知れないけど、「オシャレ」っぽいことは
オタクをカモフラージュするには最適だからと思ったからです。
多分、「オシャレ」な男を嫌いな女性は少ないはずだ。

ハロー、丸井

僕のファッション入門として活躍したのが、丸井。
きっとオタク時代には「OIOI」が「マルイ」と読むことを気にも止めないだろう。
今まで大切にしてきた、アニメ関連のCDなどのお宝グッズを

後ろ髪引かれつつヤフオクで売却し、何十万円という大金を手にして
資本金は万全!
(エヴァのサントラ初回限定未開封セットとか、林原めぐみの初版は値が付いたなあ、、、)
その当時、僕は埼玉県の入間市というところに住んでいて、買い物に行くとなると近場の所沢か、池袋という埼玉県民には馴染みのあるキーワードになる。
とりあえず、所沢の丸井で入門編を購入することにした。
メンズフロアで、ブラブラ物色し、
(というか、緊張していてそこまでの余裕はないが)、
自分の好みに合いそうなブランドを探してみると
コムサデモード(ファイブフォックス)というブランドがなんだか好みっぽい。
モノトーンが基調で、カッコ良さそな感じです!

超ドギマギしながら、入学式用の黒のスーツと、私服用のコーディネート2体ほどほぼマネキンそのままに購入。
なんという上顧客なのでしょう。


大学デビュー

そうです、僕は完全に大学デビュー野郎なんです。

でも良いんです。僕は生まれ変わったのです。
高校→大学で、友達関係は一新され、僕はちょっとイケてるグループ(多分)に
所属していたのですから。
理系の工学部だったけど、周りはファッション好きなやつとか
音楽好きでバンドやってるやつとか、高校時代では考えられない変貌ぶりです。

でも不思議なもので、内面は対して変わっていないはずなのに、
ファッションというか、洋服を変えると、なんか自分も変わった気がして
少し自信が出てくるというか、自分がイケてる人間なのではないかと
勘違い出来るから素晴らしいものだと思います。

そうそう、肝心の彼女は大学入って早々にバイト先の女の子と付き合うことが
できました。

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高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.4

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