出張整体師はみた！　誘惑の罠　（？）前

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著者： 足利 忠
Ｔ様は、具体的なご職業はお教えいただけませんでしたが、
夜の業務をされていらっしゃる方のようでございました。
小柄ながらスタイルがいい少々影のある美人でございます。

到着時間を急かす所はございましたが、一時期、
高頻度で呼んでいただいていた常連様のお一人でした。
施術時の衣服が、露出が多いものが多く目のやり場に困る方でしたが、
さばさばした性格の方でございました。
普段は夕方前の早い時間にお呼びいただいた事が多かったように
記憶しております。

そんなある日の出来事でございます。
Ｔ様には珍しく、夜の深い時間にお呼びいただきました。

その日はいつにも増して露出の多い服装でお受けに
なっていらっしゃいました。
いつもは、そんな小生の反応など全く意に介さない
様子なのですが、この日はこちらが少々困惑しているのを、
楽しむかのようにときおり微笑まれていらっしゃいました。
いつも特に言葉に出さす事のない
「気持ちいい」
という言葉をよくおっしゃっい、お受けいただく体勢を
変えていただくたびに、いつも以上にこちらにもたれ
掛かったりされます。
更によく目線が合い、その度に意味ありげに
微笑まれます。
内心どぎまきしつつも何とか施術を
終えました。

この日は終了をお伝えしてからも、余韻に浸っていらして、

「気持ちいい・・」
とT様がおっしゃっいながら、小生にもたれかかって
きました。
漫画で、頭部を真っ赤にして頭上に煙突を出して蒸気を
噴出している表現を見かけた事がございますが、きっと
その時の小生を映像化したらぴったりの表現で
ございましょう。
さぁ困った事になりました・・・

（つづく）
※ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
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大変恐縮ではございますが、どうぞ宜しくお願い致します。
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足利忠宛にお願いいたします。

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出張整体師はみた！誘惑の罠（？）後
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