高校生の時アニメオタクが、24歳の時ファッションビジネスで起業する話 vol.4

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ビジネスが生まれるとき

そろそろ起業絡みの話になってきます。
でも僕は全然、就職活動をして、サラリーマンになってからも別に
ずっと起業したいと思っていたわけじゃないのです。
でもきっと、この瞬間に立ち会えていたから、今の僕があるんだと思う。
大学で仲の良い友人が(今でも大親友)、新しくウェブサイトを立ち上げたいと
いうことを言ってきた。
彼は僕が高校時代にエヴァの同人サイトを運営していたのを知っていたから
ウェブサイトの立ち上げ方が知りたいようだった。

話を聞いて見ると、ビジネスでインターネットを活用するという。
彼もファッションが好きで、そのビジネスというのもファッション誌に
掲載されている商品を、代理で購入して発送するというもの。
名前を「Fashion Magazine On Demand」という。

今でこそ、「買い物代行」というサービスが定着しているが、時代は
まだ1999年か2000年というところだ。
ADSL前ですよ。

略してFMODは、ビジネスとして上手く行っているようだった。
僕は経営として参画しているわけではなく、友人として側で見ていたり、
週末買い物代行を手伝ったりするくらいだったから、どれくらい儲かっていたのか
厳密に知ることはなかったけど、ビジネスが生まれる瞬間を見ることができた。
ビジネスアイデアを形にして、お客様からダイレクトにお金を頂く、
それまでアルバイトという雇用形態しか経験していない僕にとって
それは衝撃的なものだった。

大学時代

僕の大学時代はとても有意義なものだった。
彼女も出来たし、現在も交流が続く友人もいた、成績はそこそこだったけど、
10代最後と20代の最初を大学で過ごせたのは幸せだと思う。

高校1年生から続けているアルバイトも大学4年の卒業まで、1月も働かない月が
ないほど仕事もしていた。
その中でも約7年間お世話になったセブンイレブンの経験も忘れがたい。
最終的に店長代理までやらせてもらって、その当時のコンビニの業務は
全て分かっていた(決算など以外)。
最初にインターネットに触れた時の感動を将来的な仕事にしたいと思ったからです。でも勉強を進めて行くうちに、ずっとパソコンのプログラミング言語を見続けることが苦痛になってきて、最初はエンジニア希望だったけど、ちょっと違和感も覚えていたのです。

就職活動

僕の就職活動ネタは全然参考にならない。
最初はエンジニア希望だったけど、卒業間近ではエンジニア絶対嫌だと思って
望んだ就職活動です。

リクナビで一応エンジニアっぽい業種の
・JR東日本システム
ITベンチャーで当時プロバイダーの事業を行っていた
・グローバルメディアオンライン(現GMOインターネット)
という会社にエントリーしてみた。

JR東日本システムの会社説明会に行って、採用試験があるということで
会社説明会のみの参加で終了。
GMOは試験なしで、面接のみということが良かったのと、社長の熊谷代表が
あまりにもカッコ良くて、あの人と話してみたいと強烈に思いました。
全4回の面接試験を何故か突破し、念願の熊谷代表ともガッチリ握手して
内定を頂き、よくもまあ何千人も応募していて10人しか採用されない会社に
雇ってもらえたもんだと今でも思います。
就活で1社しか受けないってのも今思えば、もっと会社見ようよとも思います。

よく将来起業したかったからGMOに入ったんですか?
とか聞かれますが、全然違います。その当時は起業しようなんて
微塵も思っていませんでした。だから、何が起こるか分からないですよね。

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