田舎者の自叙伝(上京 後編)

前話: 田舎者の自叙伝(上京 前編)
次話: 田舎者の自叙伝(おまけ)
上京が決まってからも、何も変わらん毎日で、別れを惜しむ間も、特に事件も無く、無事に高校を卒業した。いや、学校でBBQしたり、初めて女の子とホテルに泊まったり、母ちゃん入院したりした。
卒業式が終わった時には上京の日取りなどは決まってたと思う。
スーツや一人暮らし用の家電の準備も整っていた。
余談だけど、資金用意してくれたばあちゃん、ありがとう。

出発

4月はじめ、遂にその日がやってきた。

期待とか不安っていうのはもちろんあったけど、最早何がなんだかわかんないぐらい明日が想像出来ないってのも初めての経験。

空港までは何人か見送りに来てくれた。母ちゃんは入院中だったから病院に顔出して終わり。
今更、何話して良いかもわかんなかったね。

「ともき!」
ウロウロしていたら後ろから声を掛けられた。
同級生のMだった。
Mは千葉への就職がきまっていて、地元を経つ日がたまたま一緒だったらしい。
なぜかお互いスーツ。笑

ともあれ少し気が楽になった。

出発ロビーに入る時から東京に着くまでの記憶がなぜか無い。
Mと飛行機を降りた後、人の流れに沿って歩いた。

歩いた。
次第に人の流れはなくなり、ただっ広いロビーに着いた。


どちらかが気が付いた。
「荷物は?」
手荷物を受け取らずに冒険してたらしい。笑

すぐさま係の人に理由を話して手荷物を受け取った。
これはこれでまた気がほぐれるアクシデント。

Mとは途中の駅で「お互い落ち着いたら会おう」と約束をして、別れた。
これがまた遊んだ帰りの別れ方でもないから困る。



101号室

日が暮れた頃、なんとか部屋に辿り着いた。
上京とは言うけど横浜の田舎にある1Kのアパート。

鍵を開けて、ドアを空けた瞬間の寂しさって言ったらもうたまんなかったね。
玄関で親に連絡して、6畳しかないその部屋は荷物もないしすごく広く感じた。

次の日、とりあえず散歩に出掛けた。
近所の商店街を抜けると川沿いに満開の桜。
それ見てなんか意味わかんないけどとりあえず頑張ろうとか思った。



新入社員編の前に、そもそもなんで地元でも良かった就職先を東京にしたか。
そこ書こう

続きのストーリーはこちら!

田舎者の自叙伝(おまけ)

著者のかい ともぞーさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。