長野のド田舎を飛び出して、海外駐在員になるまでの話の続き

前話: 長野のド田舎を飛び出して、海外駐在員になるまでの話
僕が広い世界をみたいと思った3つ目の理由、それはインターネットと出会ったからだ。

初めて僕がパソコンに触れたのはたぶん1990年か91年くらいだと思う。父の仕事の関係で家にテスト用のマシンがきたのが最初だ。当時僕はまだ4、5歳だったので、正直記憶が定かではないが、そのパソコンで何度かゲームをさせてもらっていた気がする。ちなみにパソコンの機種はたぶんMacintoshだった。
その後、小学校に入学すると、学校にはパソコン教室なるものが存在していた。そこには20台くらいのFM TOWNSがあった。キッドピクスというお絵かきソフトや、名前は忘れたがゲームをやったような気がする。
ここまでの時点では、まだインターネットには触れていない。本格的にインターネットを使うようになったのは1996年、僕が小学校5年生になってからだ。95年にWindows95が発売された。その時僕はちょうど埼玉にいて、全くパソコンを触る機会はなかった。1年後長野に戻ると、学校にWindows95の入ったパソコンが数台導入されており、休み時間などに利用できる共用マシンもあった。僕は友達とそのパソコンを使ってネットサーフィンをした。よくやっていたのは、無料のゲームだったような気がする。当時ネットを使うときは、ネットスケープでライコスなどを使っていたのが懐かしい。

一方自宅でパソコンを使うようになったのは、初代iMacが発売されてからだ。父がApple好きだったこともあり、1998年の発売と同時に家にはiMacがあった。
その当時はADSLや光回線など存在しておらず、ダイヤルアップでインターネットに接続していた。あの「ピーヒョロヒョロ・・・ガガーガガーガッ・・・」という音は今でも忘れることができない。
インターネットに接続してなにをしてたのかというと、エロ画像を探すこと、、、ではなく掲示板とチャットが一番多かった。ポストペット(ポスペ)を利用していたのだが、なにせ周りで使っているひとが全くいなかった。そのため、メールを送る相手など最初はおらず、ひとりさみしくペットの頭を撫でていた。しかし、ネット上には、同じような悩みを抱えているひとがたくさんいて、ポスペの友達探し掲示板などがたくさんあった。そのコミュニティに出入りするようになってから、いろいろなホムペ(笑)や掲示板、チャットを覗くようになった。
あとポスペ以外でいくと、ゲームの攻略サイトもよくみていた。ちょうどファイナルファンタジー7が1997年に発売されて、その攻略方法を夜な夜な探していた。
ちなみに、エロ画像は正直とても興味があったのだが、ダイアルQ2で高額請求が来るなどの話を耳にして怖くて手が出せなかっただけだ。いまのように、そんなこと気にすることなく画像どころか動画が見れる時代というのは羨ましい限りだ。

つい昔の思い出話になってしまったが、インターネットを通じて(正確にはWeb上で)、僕が衝撃を受けたこと、それは「遠くのひとともつながることができる」、そして「想いを共有できること」だった。
ド田舎に住んでいる僕にとって、村以外の世界は知る由もないのがそれまでだった。けれどWebの世界には、様々なひとたちがいて、共通の話題で盛り上がったり、たまに荒らしがきて怒ったり、とてもリアルの世界(田舎)だけでは体験できない世界がそこにはあった。この体験は、いまの自分を形成する上でのコアになっている。

僕が今の会社に入社したのは2009年。

当時、Web系の会社に入りたいなーくらいのざっくりしたイメージはあったものの、どんな会社があるのかは全く知らなかった。いくつかある候補のうちのひとつとして会社説明会に参加した。そして、話を聞いてみると、当時ほかのネット系企業ではほとんど聞くことがなかった「海外」というキーワードがでてきた。
インターネットを介したビジネスに関わりたい、そして海外にも出ていきたいと考えていた自分にとって、当時このような会社はほぼ皆無であった。そして縁あって今の会社に入社することができた。

そして、入社4年目に希望していた海外駐在員になった。

2012年4月に「来月からタイに行ってもらおうと思う」と内示を受け、本当に翌月にはタイにきてしまった。結婚もしていなかったので、なんとも楽なものだった。

現在はタイに赴任しておよそ1年半だ。ときどき日本では考えられないようなトラブルなどもあるが、もうちょっとのことでは驚かなくなってきた。実際にタイで仕事をしてみて思うのは、あくまで会社はタイの会社であるということ。その中で自分がどうやってクライアントはもちろん、タイ人スタッフやタイという国に貢献できるかを考えることだと感じている。そして、本質的な部分は変わらないような気がする。最たる例としては、やはり会社にとっては人が大切ということだったりする。

海外での話や、これから先の話についてはまた別の機会に。

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