フィリピン人と結婚できなかった本当の理由1
大学生の時1年間滞在していたフィリピンで運命とも言える女性に出会い、燃えるような恋に落ちた私は、交際3か月程で結婚を決意する。
社会人として働きだす前に日本に戻らなければいけなかった私はどうしても彼女と離れることができず、結婚して彼女を日本に連れて行こうと考えたのである。
ただ、国際結婚の手続きは煩雑で期間を要する。
フィリピンで結婚する場合、フィリピン人側の必要書類は出生証明書のみであるが、日本人側は戸籍謄本(3か月以内)、改製原戸籍又は除籍謄本(6か月以内)、パスポートコピーを用意しなければならない。
これら書類をマニラにある領事館に申請し、婚約証明書を発行してもらう。これを彼女が住む地域の役所に提出し、私と彼女の名前を10日間継続して民事登録刊事務所に公示した後問題がなければ婚姻許可証が発行される。
そして、牧師、2名の証人の前で婚姻を宣誓し、私と彼女、そして立ち合い証人が婚姻証明書に署名し、牧師がこれを認証することにより晴れて結婚が成立する。その後日本の役場に提出する婚姻証明書が発行され、晴れて日本でも既婚者となるというステップである。
まず戸籍謄本等の書類を日本の役場で発行してもらわねばならない。フィリピンにいた私は自分で書類を発行、受取することができず、両親に依頼する以外方法はなかった。
実は両親には黙って結婚しようと思っていた私は早くもファーストステップで両親の力を借りねばならず、多少の鬱を抱えながら両親に電話をした。
その際に両親に言われた一言がとても衝撃的で、その後の運命を変える程私の胸に突き刺さった。
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