36人生の岐路 / はじめての夜

前編: 35人生の岐路 / 6人姉妹
後編: 37人生の岐路 / 社会人の入学式
※以前の記事から大分ときが経ちました。
読み返しながら書いています。
これからはもう少し、日を空けず、綴っていきますのでどうぞお願い致します。

〜〜〜
シェアハウスの住人になった夜、妹が帰るのが寂しかった。
東京駅に着いてから部屋で一段落したのは確か17時過ぎだった。
母から貰った1万円を握って、近くの居酒屋で妹とごはんを食べた。
そのとき、ようやく東京に来たんだな、と実感した。
京都から東京へ。
本当に慌ただしく、1粒さえ涙が出なかった。
今ごろ、京都のみんなはどうしているんだろう。
そんなことを思うと悲しくなった。
だからこそ、妹の存在は大きかった。温かみがあった。

ただ、楽しい時間もあっという間に過ぎ、シェアハウスにとぼとぼと戻る私。
でも、すぐに寂しさは吹っ飛んだ!
母がみなさんに、と渡してくれたうなぎパイを片手に共有スペースへ。
偶然、料理を作っていた方に渡すと、その方は、同じ静岡県出身と発覚。
さらには、高校も結構近い。
年齢は10も違うけど、地元ネタについては変わりない。
すぐに、溶け込むことができました。
他の方々とも、いつの間にか仲良くなっていきました。
はじめの記憶はゼロと言っていいほど、無いんですがね…。

そして、はじめて過ごす東京の夜を迎えた。
正直、寝付けなかった…。
明日は、はじめての出社と考えたら、不安と緊張で目が冴えてしまった。
それに、布団がなくてね…。
ベッドの上に寝袋を敷いて眠りについた。
暖房をつけると体調が悪くなるからと思って、耐久レースのように、寒さを我慢したのは今となっては良い思い出。厚手の布団は一週間後、両親の車で運ばれて来たので、それまで死ぬかと思うほど寒い夜を過ごした。
そんな私も疲れにより、いつの間にか夢の中だった。

翌朝は、出社するまで動きまくりだった。
警察署に行って、免許証の更新をしたり、ヨーカドーに行って、服を購入したり。
服装の指定がなかったため、浮かないようにと近くのヨーカドーで8000円もするジャケットを買った。
あのジャケットを買ったせいで苦しい生活の幕開けとなったのは、また後日として。
刻一刻と迫る初出勤が、私を極度の緊張へと招いていった。

続きのストーリーはこちら!

37人生の岐路 / 社会人の入学式

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