元登校拒否、高校中退2回のダンボール工場の作業員が、未経験の業種で会社の社長になった話【完結編】

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前回のストーリー

田舎でダンボール工場の作業員をやっていた。
私が独立する前の35歳の時まで、
北海道の田舎のダンボール工場でオペレーターをしていた。
工場とはいえ、倉庫のような建物で
冷暖房の空調は一切なし。
夏は暑く、冬は寒い。
出勤したら、工場の外に出ることは一切、禁止されている。
一週間ごとに日勤と夜勤の交代制。
時期によっては、夕方5時から朝の9時まで夜勤勤務ということも「ざら」だった。
ある日、突然やって来た衝撃的な出来事
元々、自律神経に問題があり、精神的に病んでいたこともあって
毎日、カラダはボロボロだった。
「頭痛」「吐き気」「嘔吐」「胃痛」「下痢」「頻尿」「顔から手の痺れ」
毎日、体調は「最悪」の状態だった。
友人からは
「段ボール工場のオペレーターって、楽そうだよな」
と言われていた。
私も,はじめはそう思っていた。
だけど
年数を重ねていくごとに
環境は「悪化」していった。
数秒間、目を離した隙に「トラブル」が起きた場合
数秒で数十万円の損害がでることもあり、
常に「集中」していなければいけなかった。
更に、
同時進行で
他の機械への「ヘルプ」や自分の担当機械での
紙のセッティングなどの準備が2分サイクルで行わなければいけなく
1日中
トレーニングと仕事をしている感じだった。
そんな状態が続いた
ある夏の午後、衝撃的な出来事は起きた。
いつものように
工場内を走り回っていた。
その日の工場の気温は30度を超えていたと思う。
そして、
走っている中、
突然目の前が「真っ暗」になった。
1分?2分?
時間がどれくらいたったかわからないが
気がつくとコンクリートの床が「目の前にあった」
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今回のストーリー

いったい何のために、生きているんだろう?


気がつくとコンクリートの床が「目の前にあった」
「どうやら気を失っていたみたい。。。」

うつぶせに倒れている自分。

体を動かそうとしても動かない。。。

助けてくれ!
そう心の中で叫んだけど
声が出ない。。。

周りに人がいるはずなのに
誰も気付いてくれない。。。

しばらくして、なんとか自分で起き上がったけど
左手が動かなくなっていた。。。

上司にそのことを伝えると
「ラインを止めることは、できない」
「なんとかしろ!」
と言われた。

「左手が動かないから、作業ができない」
と伝えたが、
上司の一言。

俺にどうしろっていうんだよ!!!



「自分は、何のために働いているんだろう?」
中学は登校拒否。
高校は2回中退。
実家はない。
家のローン。
車のローン。
家族のため。

自分が何のために働いているのかが、わからなくなった。

その日以降、
子供の頃から考えていた
「自分に出来ることはなんだろう?」
「何がやりたいんだろう?」

ということを考え続けた。

ある日、近所のローソンで見つけた1冊の本。
この本に書いてあったのは
「コーチング」というコミュニケーションスキルで

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