多重債務な男と結婚したオレ2

1 / 2 ページ

前話: 多重債務男とケコーン☆したオレ
次話: 多重債務な男と☆リコーンする。

住宅

無事予定通り2月に結婚式を昔バイトしていたイタリアンレストランで
行い、入籍した。
お付き合い半年でケコーンした。
ナナオ22歳
パキラ29歳 であった。


パキラは底抜けに優しかった。
当時派遣でアパレルの販売業をしていた私。



当時私の職場は渋谷で、毎朝職場までバイクで送ってくれた。
そして自分の仕事が早く終われば必ず迎えにきた。



パキラは毎朝私の髪の毛をセットしてくれる。


パキラ
いつか君にはシャネルの化粧品しか使わせないからね!
今の私に、もし誰かがこのような甘ったるい嘘を私の横で囁いたら
刹那にチョキで眼球を潰してやる。





マッマ
あんた達いつまでそんな貧乏臭いワンルームで2人で住んでるつもり?住宅ローンでも組んでマンションでも買いなさいよ!
ナナオ
マンションいいね!パキラ!ナナオマンションに住みたい!
パキラ
。。。。。
ナナオ
???
パキラ
ごめん。。オレ借金があるんだ。。。だからローンは無理だよ。
ナナオ
借金って?なんぼ?
パキラ
。。。。50ぐらい。。。
ナナオ
そか!じゃあそれ先に返済しちゃおうね!

借金


ナナオ
おい!うちの旦那借金があるんだよっつ!
ミサコ
マジ?なんぼだっよ!!
ナナオ
50だってよ~~!
ミサコ
おい!お前!!サラ金に手を出してるやつが50なワケねえだろっ!
ナナオ
マジかお??でも50つってたぜ!!
ミサコ
お前ナニ信用してんだよ!ちゃんと調べろっ!!
ナナオ
わかったぉ。調べるぉ!!
さすが、場末の高田の馬場でNO1キャバ嬢だったミサコは勘が鋭い。


ナナオ
でもどうやって調べるんだ?グーグル先生に聞いてみよう!!!

どうやら霞が関に情報開示窓口があるらしい。

配偶者なら情報開示出来るようだ。

早速、霞が関で旦那の情報を開示した。

もれなく明細には500マソの借金があった。


500マソ


500マソ


真っ白になった

タケフジ、アコム、ライフ、その他もろもろ、マチ金まで。
限度額マックスまで借入れしていた。

毎月10万返済しても9万の利息がつく。


一向に減らない。
そして返しては出していたのだ。

ここで離婚しとけばよかったんだ。。。


腐った母親



コレなんだよ!500マソってなんだよ!

このウソツキやろう!!!

騙したな!この詐欺師!

死ねしねしねしね!!


シネシネ!ウソツキ!シクシクシク。。。

借金の開示書をバタバタさせながら泣いてやった。


パキラ
ごめんなさい。。。なっちゃんごめんなさい・・・

パキラは心優しい青年なのである。
パキラは妾っこであった。

事業に失敗した母親は、パキラにお金を御無心した。
今借金取りから逃げてる。払わないと殺される。

パキラはお金なんか無いと答えた。

サラ金から借りてくれ。急いでいる。

そう言われたパキラはサラ金に手を出してしまった。

簡単に金を出すマシーン。

パキラは味を占めてしまったのだ。



この母親は結婚式にも来ていない。
パキラの兄が来させなかった。


パキラ兄
うちには父親も母親もいない。そう思ってくれていい。オレがパキラの父親のようなものだ。

パキラの兄は会計士で立派な大人だった。
努力と勉強でマットウになった漢だった。

著者の平川 菜々緒さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。