沖縄での不思議な体験

仕事にもだいぶ慣れてきて、その日は休みで
朝起きると平和記念公園に行きたくなった。
当時私は松山ケンイチさんにハマっていて
松山ケンイチさんのインタビュー記事
(たしかカムイ外伝の時)に平和記念公園に行きました。と書いてあり
平和記念公園に興味はあった。
なぜかその日は【今日行かんとといけん‼】みたいな気持ちになってナビを見ながら行きました。
普段は一人で観光名所とかに行けないのにその日は不思議と一人でも平気でした。
入口でお花を売ってる人がいて、他に買ってる人がいたのでつられて私も買いました。
「自分の住んでる県の碑の所にお供えして下さい」と言われた。
平和記念公園は広く、中々私の地元(山口県)の碑が見つからなかった。
十字路の道があり、右に行けば山口の碑あるようになぜか感じました。
でも行く気がせず、私はまっすぐ進み回り道のその先の階段を上って行くと
大きな石碑がありました。
左側には木の手すりがありその先は崖…。
木が生い茂っていて高さはわからなかったけど、多分相当高かったと思います。
海も見えて、綺麗な景色を眺めていると、
【悲しい、悔しい、やるせない】
急にそんな思いになり、私は泣いていました。そして入口で買った花を崖の方に向って投げるとその感情は治まったのです。
それまでザワザワしてた気持ちもフッと軽くなり、帰りに山口の碑を探すと
驚くことに私が初めにこっちだと感じた場所に本当にありました。
その日は資料館もみて帰りました。
そして、3ヶ月後ぐらいの夜勤(その日は旧正月)の明け方のバタバタしている時間帯、平和記念公園にある白い塔と花を投げた場所がグルグルと回っていた。
業務もやっと、少し落ち着き洗面所で鏡をみると…とても怖い顔をしたいた。
残り1時間、笑顔を作りながら業務をこなしていく。
やっと仕事が終わると、あの日の朝より強い気持ちで、【平和記念公園に早く行かんといけん‼】と思っていました。
仕事着を着替えるために急いアパートへ帰ろうとしている途中、友達に
平和記念公園に行ってくるね!と電話した。
朝10時過ぎにそんな電話。しかも旧正。
友達はびっくりして、聞き返した。
【何でね?何で平和記念公園に行くの?】と
私は【何か行かんといけんから】と答えました。
そうすると友達は
【なお、近くにスーパーある?】と聞いてきて
私は【あるよ】と答えた。
【そこで安いのでいいから塩を買って、それを舐めて】と言う。
私はとりあえずスーパーに行き、お塩の所で躊躇していた。
友達には【買わんといけん〜?】と電話越しに言い、お塩をペシペシと叩いていた。
その後も友達と話て、塩を買った。
お塩を舐めると平和記念公園に行きたい気持ちが少し和らいだ。
その人が連絡してくれたらしく、他の知り合いが心配してスーパーまで来てくれた。
屋上駐車場で後ろ向いてといわれ、背中に星の様なのを指で書いて
ボン‼と思いっきり背中を叩かれ、少し体が前に飛び出た。
そうすると、さっきまでの気持ちが嘘の様に何で平和記念公園に行きたかったんだろ??と思う様になった。
後から聞くと背中を叩く時は軽く叩いたみたいでした。
友人曰く
【旧正月だし、呼ばれてたのかもしれないね。もし行ってたら…。】と言われました。
その他友達とドライブ中に急に涙が止まらなくなったり、頭の中にほふく前進した兵士や、モンペを着た祈ってる人のシロクロ映像がテレビの様に流れたりと
沖縄ではとても不思議な体験をしました。

著者の藤野 奈穂子さんに人生相談を申込む

著者の藤野 奈穂子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。