主婦がいきなりラーメン店を開業する話 それも内装から新商品まで手作りで その8

前編: 主婦がいきなりラーメン店を開業する話 それも内装から新商品まで手作りで その7

「バイトしてみない ?」


その一言で息子の心の何処にどのように響いたのかは分かりません。

でもちょっとだけその気になって

「やる」

と言ってくれたのは嬉しい誤算でした。


仕事は楽しくないと。

全く初心者の息子ですから当然失敗もあるけれども、出来れば褒めて。

息子のはじめての営業日には、心配して来てくれた友人も察してくれて。

「○○(息子)の作ったケーキ食べてみたいんだよぉ、メニューに入れてね」

などと声掛けしてくれました。

人との交流が苦手だったので、ハイになりすぎたのか翌日は休んだりしましたが、それでもその週の営業日をこなし、週給のバイト代を払う時、それはそれは嬉しそうな顔をしていました。


「始まる前は怖かったけど、けっこう楽しいね」


私はその一言を待っていたのですよ。

誰だって初めての給料は嬉しい。

私も座布団の上に並べた記憶があります。人に聞いてみても色々なドラマが満載で。人として自分で立つ最初ですから。

そんな体験をさせるためにこの一年がんばっていたけど、全ての努力が報われたような、そんな気がしました。頑張ってきて良かった、心底そう思いました。


この先どうなるのかは誰にも分からないながらも、少なくともしばらくの間は息子に無理のない仕事を提供できるのでしょうし、先行き息子の生き方も見えてくるのでしょうし。

息子には、私は友人関係に支えられたよ、人間関係は大切だよと伝えたい。


今週も息子は頑張っています。

この先がどうなるのかは分からないけれども、母と息子の試行錯誤は続くでしょう。



最後に、生垣の木を伐ってくれたIさん、駐車場の樹木を抜いてくれたNPOマンパワーの皆さん、石畳制作に協力してくれたくまさん、丸鋸が使えない私の代わりに材木を切ってくれたIさん、わがままな工事を請け負ってくれたD工務店の皆さん、開店を祝ってくれた皆さん、心配して毎日通ってくれた友人たち。ありがとう。


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