正解というデタラメ

「あの人ハリウッド女優みたい」
こんなん聞いたら
めちゃ奇麗な人を想像してしまう。
言われた女の子も嬉しくて飛び跳ねちゃうだろう。
でもよくよく考えると
これは超おそろしいことである。
あたかもハリウッドが正解だと
言っているようなものだからだ。
世の中に正解なんてない。
白人がかっこいい。
白人が美しい。
背が高いのがかっこいい。
鼻が高いのがかっこいい。
金髪がかっこいい。
日本人の多くは
これらに憧れる。
だが目指しても
人種が違ってどうにもならん。
やがて外人みたいに生まれたかった
と言い出す輩が出てくる。
ふー
もし、仮にチンギスハンが
世界制覇していたらどうだろう。
黄色人種が世界制覇をし、
富も名誉も独り占め。
背の高いスレンダーな男は、
マッチ棒と呼ばれ見下され、
黒髪でごっつい朝青龍みたいな
人が世界の模範になっていただろう。
白人は色白で目が青いため、
紫外線に弱く貧弱な人種と認識され、
どんな気候にも強く、
世界一人口の多い黄色人種は
憧れの的になっていただろう。
世界中が黒髪を目指し、
背が高く生まれたことを悲観する。
そんな世界がひろがっていた。
そんな世界もあったかもしれんのだ。
ただ現実世界は、
先に産業革命を果たして
巨船で暴れまわった
白人がとった。
軍事、経済を握り、
やがてアメリカのハリウッドが
世界のトップメディアになり、
全て自分たちを肯定するような
映画をつくりまくった。
まぁただそれだけ。
世界の基準なんてそんなもん。
日本人は欧米人にめちゃくちゃ憧れをもっている。
もちろんここで言う容姿なんて一例で
あらゆる分野で日本人は洗脳されている。
日本人は無理に世界標準に
あわせようとするのではなく、
日本人のかっこよさを世界標準にするくらいの
意識でいったほうがいい。
それも侍とかアニメといった
先輩や文化にいつまでも頼るんじゃなく、
新たなかっこいい日本人像を創っていかなければならない。
そうしなければ、
一生作り上げられた
偽装の正解の世界で
もがいて生きて行くことになる。
なんとかしようと思う。

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