会社員の私がStartupWeekendで何度も起業家体験をする5つの理由<2つめの理由>
▲Startup Weekend Tokyo for Women Mar.2014
3/14(金)~16(日)に開催されたStartup Weekend Tokyo for Womenに参加してきました。
またStartup Weekendに参加する事で、今や経営者・会社員・学生・男性・女性・日本人・外国人を問わず、本当に多くの人が「起業家体験」に強いニーズを持っていることに驚いています。
なぜ私がスタートアップウィークエンドに出会い、参加したのか?
繰り返しとなりますが会社員の私がなぜ、このイベントに度々参加するようになったのか、下記の5つの理由があります。
1.お金を稼ぐ実力を身につけたい
2.起業家が体験する経験を知りたい
3.本気になりたい
4.仲間を見つけたい
5.●●したい
今回は2つめの理由をご紹介します。
2.起業家が体験する経験を知りたい
20歳の時、一冊の本との出会い
多くの日本人は「起業家体験」をすることなく、人生を終えます。
それが悪いことだとは、全く思いません。
私が起業家に興味を持ったのは20歳の時、偶然、一冊の本と出会ったからです。
それはサイバーエージェントの藤田晋社長が書いた「渋谷ではたらく社長の告白」でした。
本屋で偶然手にとり、そのまま夢中になって一気に読み、本を買って自宅で何度も読み返しました。
将来に明るい希望が持てなかった20歳の自分にとって、藤田さんが20代半ばで自分で会社をつくり、成長させ、苦悩し、戦い、無我夢中で走る「起業家体験」に本当に勇気づけられました。
起業家体験の「パターン」と「地雷」
それからIT起業家について調べはじめ、どんな「起業家体験」をしたのか研究するようになりました。
下記にいくつか有名な「起業家体験」に関わる書籍を紹介します。
<ハイパーネット>板倉雄一郎さんの「社長失格」
<ライブドア>堀江貴文さんの「100億稼ぐ仕事術」
<2ちゃんねる>西村博之さんの「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」
<ペパポ>家入一真さんの「こんな僕でも社長になれた」
<Apple>スティーブ・ジョブスの「Steve Jobs」
<Facebook>マーク・ザッカーバーグの「フェイスブック 若き天才の野望」
<Y Combinator>ポール・グレアムの「ハッカーと画家」
<DeNA>南場智子さんの「不格好経営」 などなど。
「起業家体験」を研究する中で、いくつか共通する「パターン」があると気付きました。
これは、神田昌典さんの「5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」でも描かれていますが、すごく端的にポイントを紹介すると下記です。
・前提として、起業の成功を目指す過程にはいくつも「地雷」が埋まっている
・特にプライベート(家庭、友人)の人間関係で「地雷」が爆発する
・ビジネスの成長段階で、多くの経営者は同じ「パターン」をたどる
・年商10億円を超える段階において、組織上の問題が起こり、チームで機能するための経営のシステム化が必要になる
・社長の重要な役割はクレド(価値観、哲学)を広めることに変化する
つまり、実際に起業家として「起業家体験」をするということは、決して華やかな体験ばかりでなく、本当に辛く苦しい体験を一定期間は経験することは必須要件だと言えるでしょう。
起業家体験と幸福感
正直に言うと、私は「起業家体験」をすることが、誰にとっても幸せに繋がるとは思えません。
多くの「地雷」を踏み、爆発させ、それにも耐えて前に進み、かつ幸運に恵まれた極一部の人のみが世間一般で「成功した起業家」と呼ばれているはずです。
あまり起業の失敗例を取り上げられることは少ないですが、1人の成功者の影には、99人の多くの失敗があると言われています。
それでも私が何度も「起業家体験」を求めるのは、20歳の無垢な自分が「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで描いた夢・希望・幸福感を、10年経った今でも色褪せずに抱いているからです。
とよく言われるのですが、この10年で多くの経験を積み、スキルを磨き、多くの魅力的な人と出会い、ようやく準備と覚悟が整ったと自分では考えています。
上記のように、多くの「地雷」を踏み・爆発させたとしても、それでも耐えて前に進みたい、とスタートアップウィークエンドに何度も参加する中で、10年変わらなかった自分の本心に気づいたからです。
あなたに一つ質問してもいいですか?
あなたは、「過去の自分」に対して胸を張れる大人になっていますか?
もし、スタートアップウィークエンドの起業家体験が、あなたにとって、何かきっかけになるのであれば、是非一度参加してみてください。
私もその時に参加していれば…、同じチームであれば仲間として、他のチームであればライバルとして、一緒に起業家体験を全力で味わいましょう!!
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