37人生の岐路 / 社会人の入学式

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2013年3月20日ー

六本木にある某IT会社に入社した。

と言っても、この日に入社したのは、私だけ。

とにかく緊張した。


右も左も分からない中、面接をしてくれた…私の上司となる方から仕事の流れを聞く。

正直、メモを取るのに精一杯だった。

この人、なに言うてんの。全然、分からへん。


私以外は、パソコンに向かってひたすら業務をこなしている。

キョロキョロする余裕すら与えられず、「さあ、やってみようか」との声。

説明を聞いていたのに、「…え?なにを?」と思ってしまった。


社会人になったとはいえ、4日前まで学生だった私。

今、この瞬間が不思議でたまらなかった。

3月31日までは、学生でいたかったのもあると思う。

でも、現実は甘くなかった。

なにをどうすれば良いの。

カタカタとキーボードを打つ音がプレッシャーとなって頭の中は真っ白。

質問したくても、なにを質問したらいいの。

鼻声で、まともに声が出るのかさえも分からない自分にとって、上司を呼ぶのさえ、一苦労だった。


社会という壁にぶつかった気がした。

13時〜17時の初出勤だったにも関わらず、帰る頃にはどっと疲れていた。


六本木からシェアハウスがある葛飾までしっかりと帰って来れた自分を褒めたいぐらいだ。


初出勤の記憶は、ほとんどない。

緊張したというぐらい。

あとは忘れた。気になる女性がいるな〜てぐらい。


でも、私にとって、この会社…女性との出逢いが今後の人生を大きく左右して行く。

一期一会である。


社会人の入学式は取り合えず無事に終わったのだった。

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