僕の人生にもconnecting dotsが起こった話。

2 / 2 ページ

・そういうことが気軽に言えそうな会社に転職する。

・今やっている社外での活動が活かせそうな会社に転職する。

というところを狙っていくことが必要なのではないかと考えた。

そうなるとまず、転職先を探す必要がある。そして転職サイトはこのご時世、腐るほどあった。

大手で言えばリクナビ、パソナ、マイナビ、DODA、その他GreenやWantedly、ワークポートなど、様々な業種や会社を調べるために登録しまくった。

が、しかし、どれもこれも画一的な情報ばかり…(Wantedlyは違いましたが。。。どさくさに紛れて言いますが、Wantedlyはサービスとして好きです。仲さんも美人です。笑←)

どうもしっくりこない。俺が知りたいのは給与体系や勤務地じゃない!募集セクションじゃない!

さて、肝心の転職活動に関しては、書類は出来がよいのか、面接に呼ばれるものの、大手の会社含め、どの会社もしっくりこないまま時間だけが過ぎてゆく…。やっぱり一度、転職活動をやめようかな…と思ったが…

とある日の偶然。

ある日。

何気なく、転職サイトを見ていた。いつもとは違う転職サイトを。

それが、日本仕事百貨。前から知っていたサイトではあったが、いざ転職となると、やはり情報量の多そうなところから探してしまうし、情報のアップデートは当然大手の方が速いため、こちらは見る機会が少なくなってしまっていた。久しぶりにサイトをのぞいてみると…

おお。いくつか更新されているぞ!

見てみよう!

…………

…………

生活を探求せよ

こんなコピーと共に、この記事が紹介されていた。

株式会社アールストア という不動産関連の会社のようだ。

(以下は記事から抜粋)

①内見や契約にも関わるから「営業職」なのだけれど、ただの「営業職」とは少し違う。お客さんと一対一で関わるから「接客業」とも言えるし、自分で物件を探し出し、その魅力を記事で発信していくという点では、「編集者」とも言える。

②うちは残業がゼロに近いんです。19時までいたら遅い方ですね。みんなお客さんとのアポイントが無ければ18時過ぎには帰るんじゃないかな。僕が率先して早く帰っているんですけど(笑)。それも、自分の生活を楽しんで欲しいからなんですよ。そのあと友達とご飯に行くのもいいし、家に帰って毎日料理するという子もいる。そうすると、自然とキッチンに目がいくようになって、仕事にも生きてくるんですね。そういうふうに、いい意味で公私混同して楽しんでほしいと思っています。

③自分の紹介した物件に対して「見てみたい」という連絡をもらえるのは嬉しいだろうな。自分が見つけたとっておきのものを自慢している感覚に近いかもしれない。

この記事や社長のブログなどを参考に、自分なりにこの企業に対して色々考えてみた。

・集客はWEB。

・営業職でありながらも記事を書いたり、編集的な作業もする。コピーも書く。

・自分の生活を楽しんでほしい、と社長自ら言っている←ここはかなり重要。

・(ハードとしての)場を提供する仕事である。

・最終商品をお客さんに渡す仕事であり、家という有形物を扱える。

・ベンチャーなので、自分たちでも事業(or戦略)を創り出していかなくてはならない。←ここもかなりのプラスポイント。

ベンチャー企業とはいえ、不動産の流通という点においては独特の手法をとっているし、この先激変するであろう不動産業界の中でも生き残っていけるのではないか…?

そう感じた。

…ここにいってみたい!と思い、まずは書類を送る…。

そしてこの時、指定の書類(履歴書と職務経歴書)の他に「社外での活動」というタイトルで、A4サイズ1枚の書類も送付した。勝手に。

だがこの書類が後に、この会社とのご縁につながっていく…。

「社外での活動」の紙がもたらした偶然


ドキドキしながら結果を待つこと1日。

メールが来た。

「面接に来てください。」

!!!!!

きたー!!!まずは第一関門を突破。

しかし、僕の場合はここからだ。面接、苦手なのだ。(営業マンなのに)

どういうことを聞かれるのか?

どういったらいいだろうか?

あれこれ考えてしまうのだ。

とはいえ、明日すぐ面接というのも嫌だ…。

だからわざと、今週は忙しいということにして、1週間というビミョーな期間を置いた。

1週間後…。

遂に面接の日がやってきた。

この1週間の間、特にこれといった秘策は思いつかず…。ありのままを話すしかないと半ば開き直っていた。

そして会社について、受付のベルを鳴らす。

受付の人:「はい、どちらさまでしょうか?」

僕:「本日、面接に来ました堀と申します。」

受付の人:「お待ちしておりました、少々お待ちください。」

……

ガチャッ!

ドア開いた。

受付のお姉さん出てきた。

部屋に通される。

色々面接受けてきたけど、このまってる時間はいつでも緊張するな…。

ほどなくして、社長登場。

社長
どうも!こんにちは!今日は宜しくお願いします!
ぼく
はい!、宜しくお願いします!

面接が始まった。

どうしてこの業界に?前の業界とは違うよね?

とか、わりとノーマルな質問を終えた。何だか、フランクに、和やかに進んで行くな…。

と、

社長は暇になったのか

僕が勝手に送った「社外での活動」という紙を見ながら話を始めた。

社長
へえー!家入くんと何かやってるんだ!僕も彼と過去にプロジェクトを進めてたことがあるんだよね!結局最後までいかなかったんだけど…。笑
ぼく
えっ、そうなんですか?
(…何たる偶然)
どういったお仕事だったんですか?
社長
んー、まあ、ざくっと言うと、飲食かな!僕が場所を提供して、彼がその場所をプロデュースする、みたいな!
そ、そうなんですね!初耳です!
(…こ、これは流れが来ているぞ。。。)

そして社長はさらに話を進める。

社長
へえー!黒崎さんともつながりがあるんだ!
ぼく
は、はい!
(あ、そうか、社長はもともと黒崎さんのもとで働いてたんだっけ。。。)
社長
なんかあの人も、面白いおじさんだよねえー。
いい加減は、良い加減、なんて言ってたよ、昔。(笑)
ぼく
はは(笑)そうなんですか!
確かに面白いですよね。
(…これは、なんて偶然だ!今回の面接、いけるかも!)

…と、そうこうしているうちに面接が終了。

不思議な感覚ってあるもんだ。

数年間もがいていた時に出会った人たちと、ここで色々つながるとは!

スティーブジョブズほどのことが起こった訳じゃないけど、なんだかんだで、どこかで過去のことがつながってくるのだ、ということを実感した出来事だった。


そして、1次面接をあっさりと通過し、最終面接。

(といってももはやほとんど意思確認だけだったのだが…。)

色々と1次面接で話した内容を繰り返して、内定。

connecting dotsとは、うまく言ったもんだけど、僕の人生は、この面接を通じて、この会社に入って(良い意味で)結構一変している気がする。

この選択が良かったか悪かったかなんて誰にもわからないのだから、とにかく目の前のことをやるだけなんだけど、確実に僕の身にも起こったのだ。connecting dotsってヤツが。

たぶん恐らく

僕以外の人の人生にも

この程度の話であれば転がっているのだろうけれど

ちょっぴり過去から未来につながる瞬間を体験した出来事なのでした。


著者の堀 正斉さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。