社会人1年目へのススメ ~バー編~
酒を飲む瞬間は、生き続けたその人の到達したある一点である。 by 武田泰淳
酒に感謝せねばな酒が罪を着てくれるおかげで、人間が救われる。by 銀英 ウルリッヒ・ケスラー
酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ。
by 立川談志
酒の中に真理あり。by エラスムス
酒は心の香水。 by 丸山弁護士
数々の著名人、小説の中の登場人物が「酒」に関する名言を残している。
僕にとっては「行列出来る法律相談所」の初期の頃のイメージしかない、あの、丸山弁護士まで、
こんなにカッコいい、名言を残している。
もし、27年間しか生きていない、僕がお酒に関する名言を言うなら、こういうだろう。
「社会人一年目のうちにバーにいっとけ!!!!!!!!」
「言うなれば「動物園」みたいなお店なんだ。」
きっかけは、楓さんのところで呑んだ後に、
ふと思い出したかのように、”気になっていた”バーに入ったことだった。


すっっっっっごく緊張して、いつものように声上ずって、たどたどしかったけど、
店員さんの笑顔がものすんごく癒し効果抜群で、一気に緊張がなくなったこと、
今でも鮮明に思い出せる。
それからと言うもの、このバーに通ってはお酒のイロハを始め、バーでのマナーなどなど
お酒の知識は全てこの店員さんから教わった。
その中でふと、こんな会話をしたことがあった。


じゃあ今日はラストまでいなよ。送って行って挙げるから。
この日、ラストまでいることになったんですが、まさに動物園だったんです。
一人目:風俗嬢




とまぁ一人目で面食らった。今まで夜のお友達はキャバ嬢までだったけど、
一人また新たなジャンルが仲間入り。
二人目:社長さん





竹村君、よろしくね。
この社長さんが結構有名な方で。そんな方が”呑み仲間”として僕のレパートリーに入りました。
これ以上書くと長くなるので割愛しますが、まぁ本当に「動物園か!!!!」というくらい
たくさん、且つ、レパートリーに富んだ方々と会うことが出来た。
「バーという場所にはたくさんのストーリーがある」

だからそれを君は活かせば良い。それが君の幅を広げてくれるから
この時のこの言葉、5年経った今聞くと重い。
5年という歳月のなかで、僕が社会人やりながらもベクトルを常に社外に向けていられるのは
1年目から自分の会社以外の人とたくさん接点を持ってきたらから。
確かに敷居は高いかもしれない。一人で入ることもできないかもしれない。
けれども、あえて言う。
社会人1年目はバーに行け。
それがいずれ、人生の肥やしになる時が必ず来る。
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