人生で必要なことは全て旅先で学んだ。 出会いと好奇心

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前編: 人生で必要なことは全て旅先から学んだ。 孤独を抱いて寝る時

旅のはじまる瞬間


「旅」が始まる瞬間はいつだろう?

異国の空港から一歩出た瞬間?

いやいや、もっと前だ。

成田空港から国際線が離陸した瞬間?

いやいや、もっと前だ。

自宅からバックパックを担いで外に出た瞬間?

いやいや、もっと前だ。

エアーチケットを旅行代理店で購入した瞬間?

いやいや、もっと前だ。


たぶん、いつだって、何気なく手に取った旅行ガイドやテレビで流れる不思議な景色を見て、

「おっ!行ってみたい!」って感じた瞬間から旅はもう始まっているんだろう。

俺にとってすべては、好奇心から始まった。


初めて海外一人旅に出たのは専門学校を卒業した時だ。

イギリスーフランスースペインの美術館、博物館を3週間かけて周った。

1人でわくわくしながらロンドン近郊のヒースロー空港に降り立ち、地下鉄に乗って、中心街に出た瞬間のキラキラした街の雰囲気を一生忘れられない。



一気にテンションがおかしくなり、宿泊予定のYH(ユースホステル)が見つからず3時間もバックパックを担いだまま繁華街を彷徨って、怖いやら楽しいやら、どうしていいやら、いきなり超困った。

1人だと困っても自分でなんとか切り抜けるしかないんだと痛感した。

一気に危機管理能力が高まり、地図を広げる時は電話ボックスの中に入り入口を足で押さえてから広げた。

貴重品もトイレで靴底や衣服のあらゆるポケットやらに分散して、リスクの分散を図った。

本当に危険だと感じたとき、人は誰かに教わってなくても自然と行動を変えることを知った。


自分一人で旅のスケジュールを決定できる自由さ、次々と起こる旅先での出会い。

進みたいときは体力の続く限り進み、休みたいときは気持ちも体も落ち着くまで好きなだけ休める。

日本にいた時には気付かないで過ごしていたが、一人旅に出て自分が様々なしがらみに縛られていたことにも気付いた。

そんなしがらみからの解放感。

言葉の問題から金銭の問題、様々な問題が次から次へと沸き起こり、自分自身で問題を解決しなくてはならないという主体性の発芽。

日本では普段考えないような哲学的な問いへの探求。


まさに、そこには自分の人生を生きている実感があった。

身も心も感動で震えた。

もうすっかり一人旅の虜になった。


みんなの読んで良かった!