高校生が突然ヒッチハイクしだす話。

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僕は大阪生まれ大阪育ちの18歳高校生
大学も10月に決まり高校生活最後のテストも終わり
長い3年間の高校生活から解放された
2月の出来事である。

2月が半分過ぎたころの僕というのは
毎日寝て食って糞して寝るの
ニートだった。
僕は昔から日本一周する人やヒッチハイクで各地を飛び回る人などのブログを見るのが好きで
いつかやってみたいと思っていた。

僕はそこである事に気づく…

「今できるんじゃね?…」


その日僕は朝に寝て
起きたのが18時ごろだった
僕はなんてクソ野郎なんだ
僕はなんてクソ野郎なんだ
そんな自分にさよならするべく
突然旅に出ることを決意した。
「日本一周は北海道が無理だ」と思い自分にできそうなことを考えた…

「大阪東京間ヒッチハイク??」
これにしよう!

いつもはここで終わる僕が
この日は自分が惨めすぎて
「僕はクソだ」と呟きながら
「そうだ僕は行くのだ!」と決心し
行動に移せた。

晩ご飯のカレーを食べ
机の上に「旅行に行ってきます」
と置き手紙をし(親に連絡すると絶対止められたから)家の鍵を閉め出発!


まずはじめにペンとノートを買わなければ話にならないのは知っていた。
家から徒歩30秒のコンビニで買って
近くの国道まで歩く。
※ちなみに出発は寝屋川です

歩くところ40分で国道に着いた
とりあえず初めは「東京」とデッカく書いた…
……
そう言えば誰かのブログに
ヒッチハイクのポイントは遠すぎずなおかつ歩いて行けない距離を書くのがポイントだ」っていうのを思い出して恥ずかしくなった
よくよく考えるとそうだよねww
それじゃ旅じゃないよねww
ただの知らない人とのワンマンドライブだよねww
ってなわけで遠すぎず歩いて行けない距離なおかつ車で連れて行ってもいいかなぁ?って思われるような距離
八幡
そうだ八幡に行こう
八幡に行ったら東京に行ける
そうだそうだ

国道に出てから
10分ほど【八幡】を持ってると
ヤンキー風の高校生と中学生くらいのその高校生の妹であろうかという人が寄って来て

ヤン風高「あのー、、、八幡までですか?
もしよかったら乗って行きますか?」

「いいんですか?!ありがとうございます!!」

(あれ?まだ紙持って10分だよ…
こんなに簡単にいいの?
ヒッチハイクとか余裕じゃね?)」
と心躍る

「すみませーんありがとうございます!!」

がちゃ

4人家族の車に乗せてもらいました。


「可愛い子が【八幡】って紙持ってたから、うふふ」

「あっ、はい。(決まったぜ)」

ヒッチハイクにおいて笑顔は重要で
たった通りすぎる3秒くらいの間に
どれだけドライバーを「あの子なら乗せてもいいかな?」と同情させなければいけません。
そんな僕は常に満面の笑みでヒッチハイクしてました(笑)

「歳いくつや?!」

「18歳高校生っす」

「なんでヒッチハイクなんかしてるんや」

「何となくです(笑)」


そんなこんなで話は進み


「どこまで行きたいん?」

東京っす」

「なんで八幡?」

「一号線…(小声)」

家族一同「わっはっはwww」

「それやったら大山崎の方まで行ってトラック運転手に高速で東京まで乗せてもらう方がいいやろ」

「…」


そんな道があるとは…


大山崎までは送れないから高槻でいいか?」

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