高校生が突然ヒッチハイクしだす話。

2 / 3 ページ

次話: 高校生が突然ヒッチハイクしだす話#2
「はい!」

横綱は目立つからいいとのことで高槻の横綱に下ろしてもらいました。


「とりあえず大山崎に行って
高速に乗るんや」
っていうのを聞いた僕は
とりあえず大山崎まで…

大山崎は高速のインターが沢山あってトラックも多く
運良くそのトラックに乗せてもらう作戦に出る
なにはともあれ大山崎へ!

大山崎】と書いたノートを持つこと20分
20代前半のカップルさんがゾロゾロと近づいてきた

大山崎までならいいよ!」
「いいんですか?」
「でわ遠慮なく」


物静かなカップルさんで
会話が特になかった…
と思いきや
「彼女いてるん?」
「はい、居てます」
「どこが好きなん…」
「えっと…」
2秒後…
「すぐ答えないとか好きじゃないんか?」
「…(何言ってんだこの人…)」

大山崎で下ろしてもらい
「頑張ってトラックみつけやー」とのアドバイスをもらい
トラック狙いで
東京に行きたい
次のSAまで乗せてください
と書いたノートを持つこと10分…

誰も見向きもしてくれない…
「あれ?…」
これじゃダメだと思い
大津】にしてみる…
持つこと10分…

だが変化なし!
誰も見向きもしてくれない…
「くっそなんで誰も見てもくれないんだよ」
今まで順調だったのにここで詰まるとわ…
よし!ここで作戦変更だ!
笑顔(スマイル)解放
超絶の笑顔でドライバーを睨みつける作戦にでる

ここからはドライバーと僕との勝負である。
僕はドライバーをこれでもかという程の笑顔で睨みつける
ドライバーと目が合う



だが



スルー…



スルー…



スルー…

すぐに完敗

流石にどこかおかしいと思い

調べると大津は通りませんでした(笑)

バカじゃんwww
ドライバーみんなに「クッソワロタww大津通らない乙www」
とか思われてたんだろなぁ…

てなわけで行き先を
考えに考えること10分…
宇治だ!宇治しかない!!」
程よい距離だし乗せてもらえるはず

ダメでしたwww

やけくそになって「草津」でいいや
ってなったのが大山崎についてから
1時間30分
その間拾ってもらうポイントも移動しまくり
さらにどこで拾ってもらえばいいのかわからなくなっていた
何が正解なのか完全に見失っていた

「もう帰りたい…

こんな寒空の下俺は何をしているんだ?…

何が『冬が寒くてほんとによかった』だよ

バンプの野郎…

凍え死ぬわ

しかもこっちは手袋忘れたんだよ

ノート持つから萌え袖すらできないんだよ

てかそもそも俺何してんだよ

頭おかしくなったのか?」

そんな自己憎悪が増すにつれて
つぎの矛先はドライバーに向かった

この時の感覚は「ドライバー様に乗せて頂く」と言う感覚がなく「車に乗る」と言うクソみたいな感謝のない感覚だった

著者の大川 将吾さんに人生相談を申込む

著者の大川 将吾さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。