ホワイトデー

私は嬉しかった

私は、バレンタインデーの日、
大好きな人にチョコレートを渡した。
手作りの生チョコ。
手紙を添えて、
友達にチョコを渡してもらった。
喜んでいたのかどうかはわからないけど、渡せた事が嬉しかった。
そして、お返しをもらえない事は、覚悟していた。
…だけど。
ホワイトデーの次の日。土曜日。
夕方5時50分ごろ。
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
確認してみると、好きな人が映っていた。
私は急いで一階におりて、玄関のドアを開けると、ピンクの紙袋を手に、彼は、立っていた。
「どうしたの?」
彼の後ろからは笑い声が聞こえたけど、構わず紙袋を受け取った。
チョコ、ありがとう
今までにないぐらい嬉しかった。


著者の今田 華野さんに人生相談を申込む

著者の今田 華野さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。