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14/4/14

家にドロボーが入って、●●を盗られた話。みんな家にはちゃんと鍵かけようね。

Image by Olia Gozha

突然ですが、宮崎出身の方って家にはあんまり、というか全く鍵かけませんよね?うちだけでしょうか?


この話は、記憶が確かであるなら、僕が大学4年生で、静岡に暮らしていた時の話です。

当時は、大学の授業の単位をおおかた取り終わっていて、ひたすら夜勤のアルバイト(セ●ンイレブン)に打ち込む日々だった事をなんとなく覚えています。

常に寝不足状態で、太陽が昇ると同時に睡眠し、夜がやってくる頃に目をさます、そんな不規則な生活をしていました。話はそれましたが、ある日


泥棒に入られました。笑 

はい、唐突ですね。。


正確に言いますと、当時の僕は自分の部屋に対してこだわりが全くなく、2回の引っ越しを経て、最終的にキッチン・洗濯機共同、部屋は約5畳、ユニットバス、ベランダ無しという激安アパートで暮らしていました。もはや寝るだけの「巣」といっても過言では無い程の家です。


今回はその「共有スペース」で起こった時の話をします。


のほほんとしていた事もあり、防犯意識等皆無で、部屋に鍵もかけず、共同スペースには無防備にも私物をたくさん保管していました。持ってけって言ってるようなもんですよね。笑


↑こんな感じの汚部屋でした。そんな中、ある日

大学の授業を終えて、自分の部屋のある3階フロアのエレベータかからおりて部屋に戻ろうとした所、

向かい部屋のおっちゃん(整体師)「こらああああ!!!観念しろおおおおおお!!!!」

謎のおっさん「あああああああああああああああ!!!!!!!」

「えーーーーーーー(小声)」


なにやらぶっそうな事が巻き起こっているようです。

おそるおそる近くまでみると、廊下には異様な光景が広がっていました。


1、ゴルフクラブ(めっちゃ飛ぶやつ)を構えた会社員のおっちゃん

2、なんだかはしゃいでいて興奮を隠しきれない大学生

3、謎のおっさん(70代くらい) ←泥棒

4、謎のおっさんに対して関節技をきめている整体師のおっちゃん

5、その関節決められている謎のおっさんにひたすら説教をする婦警さん

5、ドカ●ンみたいなでっかい警察官


僕は一瞬でその状況を飲み込めず、ひたすら息を飲む事しかできませんでしたが、

ほどなく、そのドカ●ン風の警察官に促されるまま、事情聴取のようなものが始まった。


ドカベン風警察官「山下さん、何か盗られたものはありませんか?!」

「えっ?あぁ、はぁ。ミテミマス。。。。」

「あっ。。。。これは、、、俺の、、、」

ドカベン風警察官「ああっ!!これは!山下さんの●●●が!!!!!!!」

僕の部屋には、鍵もかけないまま、パソコンも、新しい靴も、薄型テレビも置いてあったのに、それにはいっさい手が付けられていなかった。しかし、僕の唯一の私物が犯人によって盗られたのである。


それは、、、、、





「梅干し」だった。僕は空き巣に、冷蔵庫に保管していた「梅干し」を食われたのであった。


警察官「どうしますか??!!山下さん!!あなたの大事にしていた梅干しが食べられていますよ!!訴えますか?!!!?」

「えっ、、、、? 訴っt、、、 はい?!」


訴えるも何も、賞味期限が半年過ぎていた事に加え、シソの梅干しが好きな僕は、間違ってカツオの梅干しを買ってしまった事から、半年放置するに至ってしまったという背景があったから、尚更なにも言えなかった。この文章を読んで下さっている方が今まさに感じているように、

本当にどうでもよかった。


「いや、別に。。。大切にしてないんで、、しかも賞味期限半年過ぎてるんで、、、、訴えるとかは別に。。。笑」

警察官「訴えなくて大丈夫なの?!梅干し!!!」

「あっ。。。はあ。。。(察し)」

犯人「水、、、水が飲みたいれす。。。。」

婦警さん「この期に及んで何いってんだお前は!我慢しなさい!!」


結局僕はなぜか、調書のようなものに、直筆で


私の梅干しを返してください。山下


と書かされた上、なぜか両手の指紋を隅々まで取られ、なんとももやもやした気分で警察から解き放たれた。


最終的に、5粒だけ食べられていた梅干しのタネが、証拠品として警察に押収されていったのであった。。

警察官「山下君!ちゃんと調べ終わったら、タネ返すからね! あと警察の試験受けてみない?!」

「タネは要らないですし、警察には入りません!」

特にオチはありませんが、後にも先にも、おうちに泥棒に入られたのはこれが初めてでした。

笑 日頃からしっかり防犯対策をしておきましょうね!笑 





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