【3】パニック障害と診断された私が飛行機に乗って海を渡り、海外で4年暮らしてみた話。

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【3.まさかの心療内科受診】


先生の最初の診断は うつの疑い だった。
紹介状をもらい、地下鉄で5駅のところにある心療内科へ行くことに。
乗客の少ない時間帯、車両を選んでなんとか地下鉄に乗る。

まさか自分が心療内科のお世話になる日がくるとは思ってもみなかった。
偏見があったわけじゃない。
ただ、私は自分がそんなに繊細な心を持ち合わせているとは思っていなかったし、どちらかと言えば、もっと鈍感力のある人間だと思っていた。

でも今思えば、私のような人間は鬱にもなりやすい。
自分より人を優先し、それは人への優しさだけではなく、自分が傷つきたくないが為に人の顔色を伺って生き、自分の気持ちを蔑ろにする私は常に内心ビクビクしながら生きていた。

心療内科の医者は、年配の女医。
後にも先にも見たことない最低の医者だった。


診察室に通され、紹介状を読む医者。
診察前に、私から医者に希望を伝えた。


診察内容は、家族にも知らせないでほしい。

私は、自分の弱い部分を誰にも知られたくなかった。
家族の協力や、理解は必要だろう。
でも私は、家族にこれまで通り接して欲しかったし、自分の中にある、人に知られたくない自分を知られるのが嫌だった。
それは私にとって、一人で治療を続けるより辛いことだった。

そんな私の真意を聞くまでもなくその医者が放ったのは、耳を疑うものだった。



あなた、治る気あるんですか?
そんなこと出来るわけないでしょう。
もう一度考え直して出直してきなさい。

彼女の言葉に温度は無くて、本当にただ言い放っただけの言葉に聞こえた。
私が感じた彼女の本心を別の言葉にするならこんな感じだ。

バッカじゃねーのこいつ。
そんなん治るわけねーだろ。
あーめんどくせーなー。
さっさと帰れよ。めんどくせー。

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