キャバ嬢が就職エージェントを利用して気づいたこと
賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?
突き詰めて考えれば、未来とは、まだ訪れていないすべての瞬間だ。
でも、未来がなぜ特別で大切なのかといえば、それが「まだ訪れていない」からではなく、その時に「世界が今と違う姿になっている」からだ。
by 本:ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
未来とは、現在と違った未来がある場合のみ、未来と呼ぶ。
と、いうことで
無事に社会人になった元キャバ嬢サナエは、転職エージェントを利用して転職することにしました。
思い返せば、人材紹介エージェント(キャリアアドバイザー)さん類との付き合いは大学時代までさかのぼります。
1. 腹を割って話してはいけない
地方のFラン大学生だったサナエ。一人暮らしをするため、週3〜4キャバクラに勤めていた。
夜の仕事での経験を積めば積むほど、昼間の世界を遠く感じ、「私なんて絶対面接受からない」と就職活動をしていなかった。内定を獲得しなければ「よりとんでもない未来になってしまう」のは理解できたので、4年の夏に新卒向け就職エージェントに登録し、何件か案件のメールを受け取った。だけど、面接が怖い。そんなやりとりをしているうちに、エージェントさんと面談することとなった。
面談は、基本的な情報と学生時代にがんばったこと、長所と短所などを聞かれた。だが、どのエピソードも手繰り寄せていくと結局仕事の話、つまりキャバクラの話をせざるを得ない。だけど・・
そしてエージェントさんは言った。
その日以降、その新卒向け就職エージェントから案件が届くことはなかった。(ので、自力で就活し内定をもらった)
教訓:エージェントの推薦が企業に効く。面談も面接だと思って、人物を作って臨むべし。
2. エージェントは複数社に登録し、会う
時は経ち、サナエは晴れて社会人となった。そして転職を決意する。特にこの企業に入りたい!というビジョンがないため、今回は転職エージェントで面接をたくさんこなして合う企業に入ろうと考えた。
よくわからないので4つ登録してみた。
WEBに登録しスカウトを待つタイプの会社Cと人材紹介で有名な会社MとTとE。
さっそくC社を通じてスカウトが来たので、書類選考をお願いしてみる。そして落ちた。ナルホド。
M社・E社とは電話面談を行い、T社はキャリアアドバイザーさんと実際に会って面談をする運びとなった。
しばらくして、戻ってきた彼女が手にしていたものは・・なんと30枚(30社)近い案件の紙データだった!
面談をしたのち、30社も持ってくるのであれば、面談をして話を聞いてもらう意味はあるのだろうか。この担当者と相性が合わないのかと思い担当者を変更したが、次の担当者も同じように30社近い紙を渡してくださった。つまり、このエージェント会社自体がそういうやり方なのだ。どのへんがキャリアアドバイザーなんだろう・・?というか、カウンセリング力もこの程度・・?
エージェントとはこういうものなのか・・
ところがWEBのC社からヘッドハンターオファーという案件が届いた。これはさらに別会社のエージェントが入り斡旋するというものらしい。さっそくそちらの会社Rの日本橋支店に面談に伺った。
私は帰宅後、友人に今日の出来事を話した。
三谷さんはすごく素晴らしい人格者で、かつ優れたキャリアカウンセラーだった。外資R社日本橋おすすめ。
教訓:相性の良いエージェント会社と、キャリアカウンセラーに出会うことがスタート地点。
3. 転職の内定受諾は待ってくれない
さて、ポツポツと面接を進めることができたサナエ。そこで私は衝撃の事実を知る。
そう、初めて転職エージェントを利用した私は社会人のルールを知らなかった。
内定が出たらなるべく早く、待ってもらっても一週間以内に行くか辞退するのか決めなくてはならないのだ。
えー、知らない。どうしよう。何も優先順位つけてない。優先順位つけることが苦手なのに!!
教訓:書類選考は第一志望群の複数社に一斉に送るべし。選考がスピーディなところと(内定のタイミングを合わせるため)、本命(面接に慣れるため)は少し遅く出すべし。
さいごに
結果的にR社の案件は内定までゆき、提示された年収は前職の約1.5倍となった。
エージェントパワー、すごい。三谷さん、神。
エージェント会社の商品力は、アドバイザーと案件。
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