もう粉々に、音もなく堕ちていったバカ 2
すると大智は『普通に』大麻をパケ袋から取り出しパイプに大麻を詰める。
さらにコンポからボブマーリーを流し始めた。
『よし、パーティを始めようか』
そう『普通に』大智は言う。
この曲なんだっけ....
Redemption songか.....
大智『ん、タバコと同じように吸え。ただ煙を肺に入れたら息止めて吐き出せよ?』
優希『え、大麻とか大丈夫なの?麻薬でしょこれ。』
大智『もうなーんにもわかってねえよ。身体に害はそんなにないんだよ。シャブとかヘロインと違って』
.............
何か言い返そうとしているとニコニコしながらこっちを見てくる大智..
笑顔の圧力ってなんだよこえーな...
優希はパイプを左手で持ち、口に咥え、右手でライターに火をつけ着火した。
言われた通りに息を止める。
するとゆっくりボブマーリーのRedemption songが聞こえてきた。
精神的奴隷の状態から自分自身を解放せよ
俺たちの精神(こころ)を解き放てられるのは
他の誰でもなく 俺たち自身なのだー
他の誰でもなく 俺たち自身なのだー
なんと言えばいいのかこの感覚。体が少し火照っているような感覚。見るもの全てがキラキラしている。
そして凄く楽しい...
そのまま優希と大智は、ボブマーリーを聞きながら笑い、眠りに落ちた。
著者のOkagawa Koheiさんに人生相談を申込む
著者のOkagawa Koheiさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます