高校中退したら無茶苦茶になった話 2


僕はそれから部活にいかなくなり、
退部届けを出した。


授業が終わり、神社でいつも一緒に
酒飲んでタバコ吸ってる同じクラスの
中尾と帰ってた。

サッカー部が練習してる
横を通って下校するのにも慣れた頃、
帰り道、隣のクラスの女子二人組から
声をかけられた。

友希と美咲

その女子二人とは美術の時は隣に
座ってる女の子で面識はあった。

遊びに行こーよ!

二つ返事でOKした。
男2 女2でカラオケに行くことになった。

コンビニで酒を買い込みカラオケに
持ち込んで皆で飲んでいた。

酔ってきたのか友希が近くに座って
密着してくる。

もうみんな酔って、会計済ませて
帰る時美咲が変なこと言いはじめた。

美咲『友希と一緒に帰ってあげてね』

ええ。よくあるパターンですよね。
なんかもう恥ずかしくなってきたので
書きませんが僕たちは
カップルになりました。

そこからは至って普通の
高校生活だった。

11月頃、友希がこんなこと言いはじめた。

『美咲高校やめるってさ』

そして本当に辞めた。
さらに一ヶ月が経ち、友希も辞めた。

僕はといえば辞める気はなかった。
二人が高校中退したあとも友希とは
彼氏彼女の関係だった。

ただ友希に変化があった。
毎日メールしてたが返信が少なくなった。

そして予感的中するー

冬休み、同じ中学だったメンバー4人で
居酒屋で飲むことになった。
(良い子は真似しないで!)

その中に中尾もいた。
中尾が急に言い始める。

『なぁ、言ってもいい?絶対怒るなよ?』

何度も怒るなよと確認する中尾。
言えよ。と言うと、とんでもないこと
言いはじめた。


俺、美咲と友希とヤッた


ふぁっっっ!!!????
僕は正直動揺した。

3Pかよ!!!???

僕は居酒屋の中にいるのにかかわらず
中尾の胸ぐら掴んだ。

でも殴れなかった。
中尾はすごくいいやつで、
親友だと思っていた。

裏切られたという気持ちはある。
でも殴れなかった。
殴れない自分が情けないと思った。

ただ後で、殴らなくてよかったと
思うようになる。

友希からメールが来なくなった時に
感じた予感は予想の斜め上を
いくことになる。


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