yogaの呼吸と日常の呼吸の違い。
ヨガのクラスでは、
『呼吸が大事。』『呼吸しましょう。』『呼吸に意識を向けて』
などとよくお声がけしますが、
呼吸なら、普段 今 この瞬間も行っています。
yogaの呼吸と、日常の呼吸、何が違うのでしょうか。
大きくシンプルに、3つあると思います。
①意識しているか、無意識か。
日常の呼吸は、無意識に行われています。
仕事で忙しい時も、夜寝ている時も、食べている時も。
何をしていても行われます。
yogaのクラスの時に行う呼吸は、
なるべく意識的に行っていただきたいのです。
イントラ:『鼻から吸って〜〜』
ご自身:《あ…今 自分は 吸ってるな〜。》
イントラ:『鼻から吐いて〜〜』
ご自身:《あ…今 自分は 吐いてるな〜。》
こんな感じで。
もちろん、インストラクターの全ての言葉、誘導に
タイミングを合わせる必要は全くありません。
②長〜〜〜い呼吸
普段 無意識にしている呼吸と比べて、ヨガで意識的に行う呼吸は、
吸う息と、吐く息の長さが、とっても長いです。
『吸って〜〜〜〜〜〜』
…心の中で5カウントくらい待って、…
『吐いて〜〜〜〜〜〜』
クラスでは、このように誘導していますが、
日常生活の中では、
こんなにのんびり呼吸してられないってくらいゆっくり呼吸をします。
ヨガのクラスの中では、
全ての呼吸が深呼吸かってくらい1呼吸、1呼吸を丁寧に行います。
※ 長く呼吸できませんという方に
→ 特に 吐く息 を意識して行いましょう。
おなかの中がからっぽになるくらいまで深く息を吐けば、
必ず吸う息が入ってきます。
③呼吸に動きを合わせる
その深くて、長い呼吸に、
今度は、『体の動き』を付け加えることで、※ハタヨガとなります。
『呼吸に体を合わせて〜』と、
インストラクション(=誘導)することがあるのですが、
基本的に 体には、
・吸った方がスムーズな動き
・吐いた方がスムーズで行いやすい動き があり、
たとえば ダウンドッグの時に、
吐くときに、しっかり背中・背骨を伸ばすように
体をつれてきてあげると、とっても気持ちいいのです。
でも、日常生活では、
・吸った時に 服を手に取り…、
・吐いた時に 服を着る…。
なんて、呼吸と体の繋がりなんて考えずに動きますよね。
呼吸のリズムに合わせて、体を動かすこと。
ここもyogaと日常で大きく違う点の1つです。
※ 呼吸のタイミングが分かりませんという方に
→ 絶対こうしなきゃいけない、というルールはないので、
最初は、考えすぎず、体を自然に任せてあげてください。
まとめると、
ヨガの呼吸のポイント3つは、
①意識的に呼吸をコントロールすること。
②日常よりも深くて、長い呼吸
③その深い呼吸に合わせて、動きがついてくる。
でも 実際に、クラスで体感していただくのが1番だと思います。
ヨガは実践あるのみ、まず自分の体を動かすことからしか 始められないのです。
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