スーパーファミコンと年下の友達が宝物だった時代

山のふもとにある田舎の小学校で6年間を過ごした光市。

学年があがるにつれ、最初は学年に1クラス20人しか居なかったが

最終的には39人になり(途中夜逃げで一人居なくなってしまった…)

下の学年以降は2クラスに増え、団地内にも次々と家が建ち、

同じ団地の年下の子達と良く遊ぶようになっていた。

運動神経もそこそこよく、

運動会の地区別リレーでは大体学年代表として選抜され

同学年の中でも短距離だけはトップクラスだった。

小学三年になると念願のスーパーファミコンを買ってもらい

ドラゴンクエスト5、6

ファイナルファンタジー5、6等

主にRPGが好きだったり

ドラゴンボール等のアニメも良く見ていたし

同世代が興味を持つであろうテレビ等も

だいたい見ていたように思う。

何を勘違いしたのか児童会に立候補し、書記になったりもした。

卒業文集には

「スーパーファミコンと友達が宝物」

と書いていた。今思えば当時は真剣にそう思っていたのだろう。

まぁ、どこにでもいるような普通の小学生だった。

小学生時代の最大の汚点

誰もが一度は思い出したくない、消したい過去を持っていると思うが

もちろん俺にもある。

今思い返してみても鮮明に思い出されるという事は、

よっぽど恥ずかしかった出来事なのだろうと思う。

授業が終わったホームルームの最中に…大便を漏らしてしまったのだ。

「先生!トイレ行ってきていいですか?」

この二言をみんなの前で言うのが恥ずかしかったのだ。

もちろん誰も気づかない訳がない。

ホームルームが終わってみんなが教室を出る間、

なかなか立ち上がる事が出来なかった。。

しばらくして、能美先生が俺の席の右を通りながら

同じ通学路だった照道(てるみち)や他の子らに

「トイレに行きたいって言えばいいのにねぇ」

と言いながら通り過ぎて行った。

記憶が断片的なのでそこまでしか覚えていないが、

たぶん、能美先生は俺が粗相してしまった事は分かっていたのだろう。

この日だけは一人で帰りたかったのだが、

なぜか照道がついてくる。

学校を出て坂を少し下るとガソリンスタンドがあり、

その交差点の横断歩道を渡ると

「うわっくせぇ笑 匂いまだ残ってるんだねー

誰が漏らしたんだろうなマジで」

と、粗相した犯人は既にこの通学路を通過して行ったのだと、

俺が犯人ではない事をフォローするように話かけてきた。

「そ、そうだね…あははw」

愛想笑いをするしかなかった。

この時マジで照道は俺を疑っていなかったような

純粋なまなざしをしていた。

照道は決して馬鹿だった訳ではない。

いつも鼻水をたらして少し油が乗って

いかにも昨日風呂に入ってないだろ

という不潔な髪をしているような

ネジが二本くらい外れているようなバカだった訳でもない。

もしかしたら一本くらいは外れていたのかもしれないが。。

照道はでも、俺を疑うような発言を一切しなかった。

その後の事は覚えていない。

ただ、教室でやらかしてしまったインパクトは計り知れない。

完璧な下痢ではなかったのが唯一の救いだっただろう。

あだ名が「うんこ漏らし」

とならなかっただけ良かったと思っている。

もう二度と、あんな事はしないようにしよう

そう決意したのは言うまでもない。

がしかし、同じ過ちを中学で繰り返す事になるとは

当時小学4年生の光市はまだ知るはずもない。。。

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