自分自身の欠乏感を満たすための恋愛
恋愛依存はやめたほうがいいかなんて、別にやめなくてもいいものでもある。
そりゃストーカーになったり相手を攻撃したりするようなら、やめなきゃダメだけど。でもそれは恋愛依存でなく相手に執着してるパターンで、恋愛自体に依存してる恋愛依存症とは違うものかなと。
恋愛依存自体には犯罪性はなく、そりゃ相手の気を引くための誇張とか小さな嘘はあるだろうけど、でも相手に迷惑がかからないなら、好かれることが嬉しい人も多いし、最初のうちはあまり問題は起こらない。
問題は、自分自身の中での空虚感というか、欠乏感というか、どれだけ恋愛していても、ずっと満たされない気持ちがあることだ。
ワタシのコト好き?
ーうん、好きだよ。
どれくらい好き?
ーすごく好きだよ。
すごくってどの位?
一番好き?
どんなところが好き?
……
そんなやり取りを何度も何度も繰り返して、どんな言葉がかえってきても、満たされない。
どちらかといえば、冷たくあしらわれた方が落ち着くという不思議。
その根底には
ワタシなんていつか嫌われるんだ
ていう、いつかに怯える気持ちがある
だから、つねに確かめて、そのいつかがそろそろ来そうなら、次の恋愛を始める準備をする
恋愛依存にはいくつかパターンがあるけど、常に自分を好きでいてくれる人がいることで、自分では満たせない自分への肯定感をいつも他人から満たしてもらおうとしているんだ。
手に入らないものは欲しがらず、いつも自分を愛してくれそうな人を求め続ける。
それが長くは続かないと思い、少しでも相手の気持ちが薄くなったと感じると、自分からすぐ関係を壊そうとするのもまたその特徴。
それで自分は、本当に満たされてる?
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