☆滅ぼし物語☆1期5章

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8話(絶えない力)

ユーリはスモルリザードに近ずくと、剣を頭に叩きつけるように振り下ろした。ソルの与えたダメージが影響したのかユーリの攻撃は会心の一撃となった。

ユーリ「やったか?!」

しかし、スモルリザードはよろけながらも体勢を立て直し、ユーリを睨みつけた。

スモルリザード「オォォォォォ!!」

咆哮を終えると、スモルリザードはユーリに体当たりをしかけてきた。

8話 完

9話(戦闘の行方)

ユーリはスモルリザードの体当たりをギリギリでかわすと、ユーリはありったけの力を入れてスモルリザードの頭にもう一度振り下ろした。

ユーリ「うぉぉぉぉ!!」

もう一度振り下ろされた剣は先程スモルリザードに会心の一撃が当たった場所に運よく入りこんだ。

スモルリザード「オォォォ・・・ォォ」

ユーリの剣がかなりのダメージを与えたのか、弱々しい咆哮になっていた。ユーリはその瞬間を逃さず剣を1撃、2撃、3撃と頭に叩きつけるとスモルリザードは大量の血を噴き出しながら大地に伏して動かなくなった。

9話 完

10話(助け)

スモルリザードから噴き出した血が一定時間たつ前にユーリはその場を離れてソルの元へと駆け寄った。

('タッタッタッタッタッ)

ユーリ「大丈夫か!?」

呼びかけてもソルは返事がなく、顔が青ざめて息をしていなかった。

ユーリ「まずい。しかし栄える街に戻ろうにも距離が離れすぎている。どうすれば・・・」

??「大丈夫ですか。?」

どこから現れたのかわからないが、一人の女が現れて、ソルをみるとすぐに薬を口に放りこんだ。ソルは少しよくなったのか、咳をしながら息ができるまで回復した。

10話 完

11話(漢方薬)

ソルは完全に毒から回復すると、薬をくれた人にお礼を言った。

ソル「ありがとう。助かったよ。」

??「私の特製の漢方薬なんです。材料を栄える街で仕入れてから、シゼン村に行く途中に貴方たちを発見したんです。丁度漢方薬が1つ残ってたのでよかったです。」

ユーリはシゼン村のことは行ったことがあったらしく、そこに腕利きの医者がいるということを思い出した。

ユーリ「君は医者かい??名前を教えていただけないか。?」

話している最中に、谷底から大きな足音が鳴り響き始めてきた。

11話 完

12話(炎龍)

足音とともに、地響きが鳴っていた。

('ゴゴゴゴゴ)

??「まずいわ、谷底に眠る龍が目を覚ましちゃったみたい。私の名前は.ミナ。医者は私のお父さんよ。」

ユーリ「自己紹介はあとにして早く竜の谷を抜けるぞ!!」

ユーリが掛け声をかけると、一斉に走り始めた。しかし一歩遅かったらしく、谷底の洞窟から龍が現れた。

12話 完

☆炎龍ラウルディア☆
  説明、各地を飛び回っている炎の龍。その力は未知数で、遭遇する確率は極めて低い。炎を吐いたり、尻尾で薙ぎ払いなどの攻撃をしかけてきて、よけるのは至難の技。竜の谷の谷底の洞窟で睡眠をとっていることもあるが、途中で起こされると怒りでまわりにいる生き物を絶滅させてしまう。

13話(炎龍ラウルディアとの攻防「1」)

炎龍ラウルディアが洞窟からでると、まわりを見渡していた。

ユーリ「君の名前はミナといったよな、どうするんだ?」

ミナ「?私たちでは勝てる相手じゃないわ!!あと少しで竜の谷を抜けられるから走って!!」

(タッタッタッタッタッタッ!!)

炎龍ラウルディアはその足音に気ずいたらしく、翼をひろげて飛ぶと、ユーリたちを逃がさないように道を塞ぎながら着地した。

13話 完

14話(炎龍ラウルディアとの攻防「2」)

炎龍が道を塞ぐと、ユーリたちを睨みつけていた。

ソル「そんなぁ、道が塞がれた!」

ラウルディア「グルルルッ!!」

ユーリは剣をとっさにひき抜くと炎龍の脇腹に素早く近づいて、剣を振り下ろした。しかし、炎龍はその攻撃をあざ笑うかのように、簡単にかわされてしまった。

炎龍は攻撃をかわすと尻尾で薙ぎ払うようにユーリに攻撃をしかけてきた。ユーリは炎龍にまだ遭遇したことがなく、未知の龍の攻撃をかわす術はなく、炎龍の尻尾の攻撃でユーリは吹っ飛ばされた。

14話 完

15話(炎龍ラウルディアとの攻防「3」)

目の前で吹っ飛ばされているユーリに、ソルは剣を持つ手が離れていた。

ユーリ「おぉぉぉぉ!!」

叫び声とともに、大きい岩にぶつかると谷底に落ちていってしまった。

ソル「ユーリッ!!」

炎龍の気迫に圧倒されてミナは足が震えて身動きがとれずにいた。

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