女性好きな患者さん

もうすぐ90歳になろうかというおじいちゃん。

自分がその方の担当看護師になりました。


そんなおじいちゃんはとても女性が好きです。


体位変換の時には女性スタッフの手を握り…

女性スタッフが近くによった時は、腕をさすり…

とにかく女性スタッフがそばに行くと毎回喜んでいるんだそうです。


そんなおじいちゃんは、不穏が強くて夜通し叫びます。


「おかーさーんっ!!」


「おかーちゃーんっ!!」


「おかーさーんっ!!」


「おねーさーんっ!!」


…オネエサン??


間違えたのか、本当は”おねぇさん”を呼びたいのか、いつも何回かに一度はそう叫んでいます。



そんなおじいちゃん、肝心の自分にはどうでしょう?



ナースコールで呼ばれたので訪室すれば…

「用はない」


と、拒否られ部屋を出るとすぐに再コール。

代わりに行った女性スタッフに、嬉しそうに頼みごとをしていました。


今日は女性スタッフと入れ替わりざまに自分が部屋に入ると、無言で指のバッテン印をしてきました。


「オマエハコナクテイイヨ」


なんだかそんな無言の圧力を感じました。



そんな女性好きなおじいちゃんですが、担当の看護師は自分です。


これからも責任もって看護させていただく所存であります。

著者のおとこの 看護師さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。