W杯開幕戦を吹いた西村主審との出会いを通して人生が変わった話

ワールドカップ開幕戦、ブラジルvsクロアチア戦を主審として担当された西村さん。

以前僕がハンドボールの審判活動に熱を入れていた時期に、西村さんの講演に参加し、本人とお会いし、お話しする機会がありました。

高齢ながら、毎日のトレーニングと詳細な自己管理による、ゲームへ備える意識の高さは素晴らしいと思いました。

ハンドボールもサッカーも共通すると思いますが、審判は、自分を完全に作り、備えなければできないものです。

作ってこそ、その威厳さ(自負心)をもって、ゲームを公正にジャッジすることができ、選手たちにも信頼してもらい、平和なゲームを進めていくことができます。

僕はまだ審判として必要な知識、経験、そして何よりも人間力が足りなかったので、西村さんとの出会いをきっかけに、まず自分を変えようと思い、審判活動をストップしました。

自分が好きなことを辞めることは簡単なことではありませんでしたが、観点を変えて、今の自分が行くべき道は何なのか、深く考えてこそ見えた道でした。

今はもう審判活動を辞めて3年ほど経ちますが、とても充実した人生を歩んだいます。

もしそこで正しい選択ができず、そのまま審判活動を続けていたら、運命が変わっていたはずです。

人生、誰に出会い、誰に教えてもらい、最終的に自分がどんな選択をするのかによって運命が変わってしまうのだな、と感じます。

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