自律神経失調症から復活したスタイリスト    その4

【ひゆき会社を辞める】





 前回、職場復帰を決めました。

 未だに震える手と落ちた体力、こけた頬。


それでも多少は目に光が戻って来ました。


震える手と早くなる動悸の中、

会社に電話。


「明日から行きます。また、よろしくお願い致します」


そんな状況を作り終えて、電話終了後は、

ゆっくり深呼吸。



不安で眠れないと思いきや、

薬のおかげで、快眠。



朝から緊張。

安定剤をお守り代わりに鞄に入れ、

ちょっと早く前までの通勤時間よりは、

早く家を出ました。


途中で、不安でたまらなくなりつつも、

無事に会社に。


まず2さんと話して、そのあと他の上層部の人と話をして、


配置転換が行われました。



なんとなく、席も移動するかなと。


僕が復帰した瞬間の社内の空気は、


妙にぎこちなく、変によそよそしい感じだったので。



これが腫れものを触る感じなのかなと( ̄▽ ̄;)

先輩たちが病んだときも、

こんな感じの空気だったな。


今思えば、陰では2さんのことをバッシングする人も、

結局は病んだ人の弱さとかのせいにしていた気がする。



好きで病む人なんていないのに。



この頃はまだまだいっぱいいっぱいなので、

悔しいまではいかなかったですね。


一日終えるまでがやっとです。

時に不安や焦りながら(一度だけ安定剤飲んだ)

再びバイトの日々です。



笑顔も少しずつ戻っていきましたが、

あるときに呼び出されました。



社長を含め上層部の人たちに



ひゆき君は正社員には出来ないけど、

契約社員には出来る。



それでも良ければ続けてほしい。




そう言われました。





さすがに一度、病気になったら正社員て難しいだろうなと思ったので、

そこできっぱり辞めますと言いました。





僕のせいで社内の空気をこれ以上悪くしたくないですし、


先の見えない状況は嫌だったのと、

一度空気を変えてみたいなというのがあったからです。




今までありがとうございました。



送別会もやってもらえましたが、




「なんで行かなきゃいけないの?」



そんな人も居たので、行かない方が良かったですね(笑)

こちらとしたら、すっきり辞めたかったのに、

残念でしたね。


会社を辞めてからは、

友人や家族のおかげで、だいぶ回復しました。



やっぱり多摩センターにはよく行きます笑



それでも日に日に減る貯金に焦りや、

就職しなければいけないという不安や焦りが募ります。

26歳の僕には既に第二新卒という手形はなく、
職歴無しという壁が立ちはだかります。


その5に続く



はい、4でついに会社を辞めました。

ブラック企業かどうかは、読んでいる貴方にお任せしたいなと。


長く続いています。
4か5で終わると言っておきながら、
多分、もう少し続きます。

まだ、この頃は通院中ですので。
通院を終えた段階でこのシリーズも終えたいかなと。

一緒にゴールまで完走して頂けると嬉しいですね。


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