本当の私が分からない

本当の私って何?自分が自分でわからなかった。
当時の私は、パートナーに対して、友人に対して、仕事仲間に
対して、イライラする毎日だった。
「どうして出来ないの?」
「どうしたら分かってくれるの?」
いつも相手を責めたてる。
そんな自分を、自分自身がどんどん嫌いになっていった。
どうして私はこんなに怒りっぽいんだろう??
どうしてこんな風にしか伝えられないのだろう?
どうして。どうして。。。
「このままじゃダメだ。。」
すぐにイライラするのは私の心が小さいから。
もっと広い心を持って人と接していかなきゃ。。
ダメな私を見せないように取り繕った。
すると、だんだん自分をコントロールできるようになってきた。
「これが大人になるって事なのかな?私も大人になったんだな。」
なんて思って安心していた。
だけどいくら頑張って取り繕っても、自分の内面で感じている感情は変わってはいなかった。
広い心を持っているフリ、ただ怒りを表面に出さないようにしているだけ。
だから心は余計に窮屈で苦しくなっていくばかりだった。
そんな風に過ごしていく内に、だんだん自分のことが分からなくなっていた。。
【社会の常識】や【会社のルール】
【一般的な恋愛観や結婚観としてどうなのか?】
「私はどうするべきか?」
そう考えることで、分からない恐怖から逃れようと必死だった。
もう本当の私が何なのかも分からない。
自分で自分が分からなくなっていた。。。
男性性と女性性?

友人のあき子さんとは4年程前に、セラピスト養成スクールで出会った。
出会った頃のあき子は、とにかく控えめで誰にでも合わせられる人。
「あ、ごめんね」が口癖で、人に対してすごく気を遣っているイメージだった。
彼女とは歳も近かったので、スクール卒業後もたまに会っては、
長時間ガールズトークで盛り上がっていた。
久しぶりに会った時に、彼女の表情がずいぶん明るくなったように見えた。
相変わらず気も遣うけれど、自分の考えなども伝えてくれるようになっていて、なんとなく変化を感じた。
実は数年間うつ病や不眠症に悩んでいたのだと、その日に初めて打ち明けられた。
そしてそれを克服し、海外のアドベンチャーレースに出場していた。
(あきこさんのレポート:うつ・不眠症・ひきこもりだった主婦が3日間で715キロを下る、カナダの世界規模のカヌーレースで世界3位になった話はこちら ※STORYS.JPの別ページに飛びます)
それほど彼女の生き方を変えたのがOurGardenというコミュニティだったのだそうだ。
あき子さんはいつも何かを学ぶと、それを誰かにアウトプット(伝える)する事で
自分に落とし込んでいた。
私は彼女が学んだ事を教えてもらうのが好きだった。
分かりやすいし、何より楽しかった。
その日は彼女が女性向けの勉強会で学んだ、『男性性と女性性』というものについて教わった。
簡単に言うと、男らしさと女らしさの特徴とその違いについての話。
その男性性と女性性というのは、
男性でも女性でも、一人の人が両方とも持っているもので、人それぞれ相手や状況によって
発揮される特徴が変化するものらしい。
一通り説明が終わるとあき子さんは、
あき子さん「主催者の女性はなんとなくエナちゃんに似てる所があるし勉強になると思うから、今度イベントとかあったら誘うねー!」
と言ってくれた。
けれどその時の私は、
私「私、そういうセミナーとか興味ない!!」
思いきり拒絶した。
そもそもセミナーという響きがすでに恐怖だった。
そういうところに行ったこともないし、絶対何か売りつけてくる危険な場所だと思っていた。
けれど『男性性と女性性』の話がどうも気になる。
主催者の女性の恋愛パターンが自分に似すぎていて、なんだか気になる(笑)
心の中で、恐怖と興味が葛藤していた。
ひとまずあき子さんの教えてくれた事を日常で意識して過ごしてみた。
しかし数週間後、パートナーと過去最大級の大喧嘩が起こった。
私「いい加減にしてよ!何回言ったら分かるの?!私がどれだけ我慢してると思ってるの?!」
大爆発。。
それでもパートナーには私の気持ちなんて半分も伝わっていない。
そんな状況にうんざりだった。
数日後には私の31歳の誕生日。
パートナーと結婚してちょうど一年が経とうとしていた。
思い描いた30代、思い描いたステキな夫婦関係。
それになれていないことへの焦りと苛立ちを抱えていた。
「私、どうしたらいいんだろう。。。」
ちょうどそんな時に、あき子さんからOurGardenのイベントのお誘いが来た。
「もしかしたら何か見つかるかも??
パートナーとの関係が変わるかもしれない。」
ふと、そう思えて生まれて初めてのセミナーと呼ばれるものに参加する決心をした。
OurGardenのイベントに参加して

31歳の誕生日を迎えた翌日、ついに人生初のセミナーに参加した。
パートナーにはその日の内容は深く話さなかった。
私「大切な人とより良い関係になるための勉強会に行ってくる!」
とだけ伝えた。
それは前に私がパートナーにあき子さんの変化を話していた時、
旦那さん「あき子さんってめっちゃ洗脳されやすいんだね~」
と言われたことがあったから。
私はこの言葉がすごくショックだったし、友人を否定された気持ちになった。
「もしも私が同じように変化したら、パートナーはきっと私にも同じように思うんじゃないか?」
とすごく怖くなった。
そして当日。
私はかなり緊張しながら、駅で待ち合わせていたあき子さんと合流した。
彼女の隣にはもう一人彼女の友達もいた。
心の中のワタシ「あき子さん、いったい何人に声かけているんだろう(T_T)誰でも構わず誘ってるのかな?なんか怖いな。。」
そんな不安もあったが、
心の中のワタシ「ここまで来たからには覚悟を決めよう!いざとなったらしっかり断ればいいだけ!!」
と自分に言い聞かせ会場に向かった。
会場に到着すると、至るところに花が飾ってあったり可愛いキラキラした女性がたくさんいた。
心の中のワタシ「ここは一体・・(@。@;)・・私、場違いな所に来ちゃったー!!」
これから何が起きるんだろう、と不安がピークに達した。
イベントがスタートすると映像が流れた。
映画の予告のような映像が始まり、私は一気にその場へ引き込まれていった。
そのイベントでは一人の女性が、
ダメ男な元彼に執着してしまっていた話や、何でも頑張りすぎてしまう性格の事、
そして運命の出会いの話、その人と婚約するまでの話しを元に、
『可能性を広げる事、受け取る事』を学んだ。
そして途中休憩の時に事件は起きた。
・・・なぜか分からないけれど涙が止まらない。
過度の緊張もあったと思うし、彼女の話に共感し感動したのもあったと思う。
だけどいくら止めようとしても、その涙を止めることは難しかった。
辺りを見渡しても泣いてる人は他に一人もいない。
一体私はどうしてしまったんだろう??
そんな思いのまま、後半のほとんどを泣いたり涙をこらえながら過ごした。
イベントが終わって、主催者のゆりえさんや講師のちはるさんと少し話をした。
そして、また涙があふれてきた。
きっと私は心の中で、ずっと変わりたいと願っていた。
何か変わらなきゃいけないって気がしていた。
本当は、心理学や自己啓発などに興味があったのも事実で。
人知れずそういった本を読んでいた。
だけどさらに深くセミナーで学ぼうなんて思ってもいなかったし、
セミナーに対しての恐怖も消えてはいなかった。
だからOurGardenの本コースに参加する事を迷っていた。
ただ、体の中から訴えかけてくるようなこの涙を、放っておいてはいけない気がした。
そんな風に思ったら、
心の中のワタシ「最終的にこの選択が間違っていたとしても、それはそれでいいや!(*'-')b」
と何だかよく分からない覚悟のようなものが決まった。
こうして私は本コースに参加する事を決めた。
そして未知の世界へ飛び込んでいったのだった。
日々の変化

本コースでの学びが進むにつれ、自分の中で『男性性と女性性(男らしさ女らしさ)』
についての理解が深まり、日常生活の中でも少しずつ変化を感じる事が増えてきた。
まず、職場でのイライラが激減した。
今までは常に男性と張り合おうとしていたし、負けたくなかった。
いつもピリピリしていて、頼りにならない人に対して苛立ったり、
やる気のない人を非難していた。
私は今まで、職場では男らしさ(男性性)を発揮している事が多かったのだと思う。
対等に扱ってもらうためには、同じようにしなければいけないと思っていた。
けれど女性らしさ(女性性)を発揮することで、
仕事も人間関係も今までよりも良い方向に進んでいく事が増えた。
例えば前は重たい荷物を運ぶ時に、
≪重い。。腰痛い。。でも男性に負けたくない!私も同じようにやってやる。≫
と、手を貸してくれる人の好意も受け取らず、ひたすら自分を追い込んでいた。
体なんか壊してナンボだと思っていた(汗)
だけど今は、その好意も有難く受け取るようになった。
そしたら仕事も楽になったし、周りで働く男性達の笑顔も増えた。
受け取れば受け取るほど、私も周りも明るくなっていった。
今まで頼りないと思っていた人も、実は私がそうさせていただけで、
私がフォローにまわればしっかりリードしてくれる人だった。
女性である私には、女性としての役割・やり方もあるのだなと実感した。
そして、パートナーとの関係にも少しずつ変化が表れた。
彼から見つめられるようになったり、オシャレになったと言われたり、
パートナーがどんどん男らしくなってきたなぁと感じたり。。
ある日にはサプライズでお花をプレゼントしてくれた事もあった。
これは本当に驚くべき変化だった。
また、『男性性と女性性』両方の視点で見る事で、今まで不満に感じていたパートナーの言動に
理解や感謝ができる部分が増えた。
パートナー・友人・仕事仲間に対してイライラしている自分に悩んでいた私。
いつの間にかそんな私の日常から小さなイライラが減っていった。
『私が変われば世界が変わる』
そんな事は本で読んでいた。
そんな訳ないとずっと思ってきた。
でも、やってみたら実際そうだった(笑)
蓋をした感情との対面

「私いま確かに変化してるし、これだけでも十分すぎる変化なんだけど
・・・なんか自分だけ置いていかれている感じがする。。。」
本コースで一緒にスタートしたメンバーの変化を見ていて、私はそんな焦りを感じていた。
そして、そうやって人と比べる自分がまた嫌だった。
どんどん気持ちが沈んでいった。
心の中のワタシ「私はこれ以上変われないんじゃないかな??もうダメかも。。」
こういう時のために “場のチカラ” があるなんて講師のちはるさんは言ってたけど、
こんな気分の時にアウトプットする気(本コースメンバーのクローズドな掲示板がある)
にもなれないし、メンバー達のシェアを読んでも何のコメントも思い浮かばなかった。
勝手に追い込まれた私は本当にどうしたらいいか分からなくなって、
講師のちはるさん宛てにメールをした。
返信されたメールには、
ちはるさん「今、本当は感じている感情を認識し感じる事。ヒントは“不安や心配”」
とあった。
心の中のワタシ「???」
よく理解できなかったけれど、ひとまず言われた通り、
自分の中にある“不安や心配”を紙に書き出してみた。
すると、私はこんなところに不安を感じていたんだ。。と思いがけない気付きがあった。
感じているものを紙でもメールにでもアウトプットしていくことで、
少しずつだけど、自分の感情に目を向けられるようになっていった。
そうして分かったのは、私はマイナスな感情を感じることが怖かったこと。
だからずっとそういう感情に蓋をしてきたという事だった。
「感情を感じきる」
本コースで学んだことのひとつ。
自分の中に本当は<ある感情>を感じないようにしている場合、
それは鈍痛のようにダラダラと時間を掛けて感じているような状態なのだそうだ。
そうやってダラダラと痛みを感じ続ける人が多い。
どうして感じないようにする人が多いのかと言えば、
どこまで沈むか分からない深い深い海に沈んでいくようで怖いから。
自分の中にある悲しみや怒りに、深く深く沈んでしまったら、
その感情に支配されて、もう二度と戻って来られないんじゃないかって不安だから。
それはまさに、私が恐れていたものだった。
だけど行くとこまで行ってしまえば、後は浮上するしかない。
ちゃんと戻って来れる。
そうやって感情を感じきる方法もありますよ!
本コースではそんな風に教わっていた。
辛い思い・恐怖を感じるのが怖いから、
感じないように見ないようにしてきた今までの私。
だけど。。。
いくら見ないようにしていても、無いと思っても消えないものなら
もう向き合うしかないじゃん。。
ふとそんな風に思った。
こうして私は、今まで蓋をして見ないようにしてきた・無いものにしてきた
自分の感情に正面から向き合う決心をした。
水と油の母と私

親という人は比較的、感情を大きく感じやすい相手だという。
どうしてもイライラしたり、悲しくなったり、文句を言いたくなったり。。。
感情的になりやすいらしい。
ならば自分の感情に向き合うと決めた今だから、
親に対して感じている感情としっかり向き合ってみよう思った。
かなりの抵抗を感じながらも、他のメンバーがやっていた事を教えてもらい
母への思いを紙に書き出してみることにした。
私と母はいわゆる水と油のようだった。
父の考えていることは良くわかるけど、母の気持ちはいつも理解できない。
そして、私も理解しようとして来なかった。
自分の気持ちばかり押しつけてくる母が苦手だった。
だけど母への思いを書く中で、
色んなものが一つに繋がって、心の奥深くで蓋をしていた母への感情が溢れ出てきた。
それは、本当は母の望むように生きたかったって事だった。
なぜなら、母を喜ばせたかったから、誉めてほしかったから、認めてほしかったから。
何よりも、そうする事で母から愛されたかった。。
だけどできなかった。
人生の分岐点に立ったとき、私はいつも母の望む生き方と正反対のものを選んでいた。
母への反発ではなく、私の望む生き方が常に、母の望むものと真逆にあった。
母の望むように生きたいのに、どうして私はこう生きたいと思ってしまうんだろう。
母が悲しんだり怒っている姿を見るたびに胸が苦しくなった。
母の望むように生きられない私は愛されない、愛される資格のない人間だと思った。
その苦しみから逃れるように、見なくてすむように、私は一つずつ感情に蓋をしていった。
いつの間にか私の心には、母に対しての罪悪感を消すために、
私の選んだことに賛成してくれない母を創りだしていた。
また、それに失敗すれば「ほらやっぱり。」と非難する母を作り出していた。
母から非難されたくないから私は絶対失敗しない、失敗するような事はしない。
泣き言は言わない、困った顔は見せない。
非難されないための人生、どちらの選択が正しかったのかという戦いをずっと続けてきた。
だけど今回、自分の思いを素直に書き出す事で、
これは全て私が勝手に作り出した戦いで、生き方で、私が作った母だったと気付いた。
実際は散々反対しても、最終的には応援してくれたり祝福してくれた事がたくさんあった。
ただ私がそれを
≪望むように出来ない私は愛されてはいけない≫
と受け取ってこなかっただけだった。
母の事が苦手だったんじゃなくて、本当は好きすぎて大切すぎて、
向き合うのが苦しかっただけだったんだって気付いた。
自分の気持ちばかり押し付けてくる苦手な母を作り出していたのもまた、私だったのだと思う。
母にとっては大切な相手だからこそ、思いを伝えたかった、
お互いに理解し合うことが大事だったのだと思う。
私にとっては大切な相手だからこそ、その人の思いを叶えられるかどうかが何よりも大事だった。
お互いに大切な相手である事は少しも変わらなかった。
ただその違いだけだったんだと思う。
ありのままの私で

私にとっては相手の『望むようにしてあげること』こそが愛だった。
だから『相手の望むように出来ない私は愛されない・愛されてはいけない』と思ってきた。
大好きなのにそうできない事が苦しかった。
けれど、今回見ないようにしてきた感情を感じきった事で、
この想いは私が勝手に作り上げてきたものだったと気付いた。
そして、
「どうして出来ないの?」
「どうしたら分かってくれるの?」
と、ずっと周りの人を責めていた言葉や怒りは、いつの間にか消えていっていた。
それらの言葉は、本当は自分に向けていたものだった。
そして、自分自身がそう自分に思わなくなっていた。
≪愛されない≫と恐れて、
なぜできないんだと自分を責めて、苦しんで、もがいて
≪愛される資格がない≫と逃げていたのに、
私は母にも、家族にも、
そしてパートナーからも愛されていた。
誰も私を、『自分の望み通りにしてくれなければ愛さない』なんて
縛り付けたりなんかしていなくて、どんな私も愛してくれていた。
私を縛りつけていたのは、他の誰でもなく私自身だったのだ。
私はいつも愛されていた。
どんな私でも愛されていた。
『ありのままの私』で愛されていた。
求めていたものは、、

パートナーに「大切な人とより良い関係になるための勉強会に行ってくる。」
そう伝えた日から4ヶ月が経ち、本コースの最終日を迎えた。
この日は、メンバーそれぞれが歩んだ4ヶ月の発表の場である帰還式というものが行われた。
共に4ヶ月を進めてきたメンバーの物語は、喜びとともにまた新たな気付きをくれた。
かけがえのない仲間との出会いや、ゆりえさんやちはるさんという師との出会い、
OurGardenに入るきっかけを作ってくれたあき子さんや、OurGardenを通して出会えた
人達に心からの感謝が溢れた1日だった。
その日の帰り道、ふとパートナーに今日までの4ヶ月の話をしたいと思った。
この4ヶ月でパートナーとの関係は、前よりもかなり良好になっていた。
他愛もない会話の中でも変化を感じる事は度々あった。
それでも4ヶ月前に感じていた、
「セミナーに行って私が変化したら、否定されたり引かれたりするんじゃないか?」
という不安がずっとあって、OurGardenの詳しい話はできないでいた。
だけど、
心の中のワタシ「たとえ嫌われたとしても話したい、感謝を伝えたい!!私がしたいと思うことをしよう☆」
そんな覚悟で思い切ってパートナーに話をしてみた。
するとパートナーの反応は私が思っていたものと違っていた。
否定される事もなく、ひかれる事もなく
旦那さん「色んな事に気付けて良かったね^^楽しそうだったから心配なんかしてなかったよ。」
と。。。
その言葉を聞いて、私は思わず泣いていた。
でも、この涙はOurGardenのイベントの時に流したものとは違っていた。
あの時は、私はなぜ泣いてたのかわからなかった。
でも、今はなぜ泣いているのかわかる。
『望むようにしていなければ愛されない』という想いは、
やっぱり私が勝手に作り上げていたもので、
そんな風に頑張らなくても、そうなれなくて苦しまなくても、
求めていた『愛』はずっとここにあったんだ
と気付かせてくれた。
私はいつも愛されている。
どんな私でも愛されている。
『ありのままの私』で愛されている。
私はずっと愛されてきたのだと再確認できた涙だった。
それをもう一度思い出させてくれたパートナーに喜びと感謝を感じていた。
最後に・・・・
4ヶ月の最後に講師のちはるさんはこう言いました。
この4ヶ月で全ての事が上手くいって、世界が変わって、
シンデレラストーリーのハッピーエンドになって、
今後は素晴らしい事しか起きない!
・・・なんてことは残念ながらありません。
これからのあなたの物語も続きます。
トレンディードラマの最終回ではないのです。
嬉しい事も、嬉しくない事も起きます。
楽しい事も、悲しい事も、安らぐ事も、怒れる事も起きます。
大変な事も今後もあります。
でも、その時に違う体験をするでしょう。
今まではとは見え方が変わって、感じ方が変わって、違う体験をするでしょう。
望むものに繋がらなかったとしてもそこから何かに気付くはずです。
今まで気づかなかった事に。あなたにとって本当に大切な何かに。
そう、この4ヶ月はまさにそういったことの連続だった。
嬉しくない出来事もあった。でも、そのおかげで大切な事に気付かさせてくれた。
私にとって、とっても大切な事に気付かせてくれた。
そう思うと、この先の事に対する不安や焦りもすーっと消えていった。
より深く人との繋がりを感じられるようになった私は、
また新たな人生の物語へと進んでいくのだと思う。
新しい人生の物語で嬉しい事も嬉しくない事も体験するのだろう。
でも、その時々で何か大切な事に気付いていく。
そう思うと、これからの人生にとても感謝ができた。
そして、また、これまでの人生にも深く感謝していける気がした。
今日まで関わってくれた全ての人・全ての出来事
そしてこれから出会う全てに感謝。
私はそっと“ありがとう”と呟いて、4ヶ月のノートを閉じる事にした。
おわり

