「資金援助」ではないアフリカへのアプローチが必要なワケ~真の自立をアフリカに創るビジネス
サハラ砂漠より南に位置する49ヵ国、通称サブサハラ・アフリカは言わずと知れた「世界最貧国群」です。
絶対的貧困、つまり1日2ドル以下で生活する人口の比率が世界で最も高い地域と言われています。
ユニセフなどの国際機関やNGOが食糧支援を行っていて、学校に通えない子どもが多くいて、電気も水道もない場所に人々が住んでいて…これが多く日本人が持つ、アフリカのイメージです。
しかし、アフリカ各国は、本当に貧しいでしょうか?
外務省の2018年開発協力白書によると、2017年に日本がサブサハラ・アフリカに対して行った援助の総額は1,703百万ドル。日本円にして約1,827億円にも上ります。日本だけでこれだけの額が拠出されているのですから、世界中から集まる援助の総額は一体いくらになるのでしょう。
開発援助には様々な方法が存在します。
大別すると、のちに返済が必要な「政府貸付」、返済の必要のない「贈与」の2つがあり、贈与はさらに無償資金協力、技術協力の2つに分けることができます。みなさんご存知のJICA海外協力隊が行う農業指導などは技術協力のカテゴリーに入ります。
このような公的援助に加えて、国連組織や国際NGOが食糧支援・医療衛生支援・教育支援など、それぞれ活動を行っています。
世界各国から貸付、または贈与される巨額の資金援助。
非営利組織の人道支援がないと生活できない人々。
今一度考えてみてください。アフリカ各国は、本当に貧しいでしょうか。
国単位では巨額の資金援助を得ているにも関わらず、国民は絶対的貧困の中で生活しています。
政府や大統領、一部の特権階級が強い権力を持ち、独裁政権が30年以上も続いているような国が、アフリカには多く存在します。政府機関や警察組織でも、不正や賄賂が横行している国も少なくありません。
残念ながら、政府間援助の恩恵を、本当に必要な人たちが受けるのは難しいのが現状です。
そして、公的資金が行き届かない層に、人道支援を行うのがNGOや国連組織です。
しかし、それは終わりの見えない支援です。今日の食事を確保できない人に、食事を提供します。その人は、明日の食事を自力で用意できるでしょうか。もちろん、飢えてしまう人を出さない努力は、人道的な観点で必要です。一方で、足りないものを外部からの力で補い続けることは、本当に現地の人が実現したい生活の在り方なのでしょうか。
HAKKI AFRICAは、ビジネスから、この貧困問題の解決を模索します。
たとえ小さなビジネスでも、働いて収入を得ることができれば、自立した生活を送る第一歩になります。そしてビジネスを拡大していくことができれば、そこに新たな雇用が生まれるかもしれません。
HAKKI AFRICAはマイクロファイナンス事業を通して、自分のビジネスを確立し、貧困から抜け出す人を一人でも多くすることを目指しています。
そして、たとえ資金援助が公正に使われないような国でも、公的機関で賄賂がまかり通ってしまうような国でも、生まれた環境のハンディキャップがあっても成功できるという事例をつくり”誠実に信用を築くこそが、豊かな人生への近道だ”という世論の源流を生み出します。
HAKKI AFRICAのマイクロファイナンスを利用する人たちの声をこちらで紹介しています。ぜひご一読ください。
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