妻の出産と母親の闘病から気づきをもらい、深部体温を1°C上げる「よもぎ蒸し」専門サービスを立ち上げた

株式会社わーい（本社：愛知県名古屋市　代表：丹羽優太）は、「深部体温を＋1℃上げて、根本から体質改善」というコンセプトのもと、すべての女性の美と健康を温活でサポートする、「よもぎ蒸し専門店」を愛知県名古屋市千種区、東山公園駅前にNEWオープンしました。

当社は2020年6月に美容機器販売をスタートし、緊急事態宣言第一波のコロナ禍の中、同時に代表の妻と一緒に約１０坪のトータルビューティサロンをオープンさせました。

その一年後、肌に特化したフェイシャルケア専門店へとシフトし、素肌が綺麗なことを突き詰めていく中で、外側からのアプローチはもちろんですが、土台からきれいにしていこうと思うと、インナーケアがとても大切だということに改めて気づかされました。

よもぎ蒸し専門店『温座』

妻の出産が大きな気づきを与えてくれた

当時二人の娘（３歳と１歳）を授かった代表の私は、妻の体の内側と外側の変化を目の当たりにしてきました。産前産後のホルモンバランス、自律神経の乱れ、子育てと仕事の両立など出産は私に大きな気づきときっかけを与えてくれました。

妊娠がきっかけとなり、サロンでフェムケア商品を導入。しっかりと知識を深める中で、女性の多くは１カ月のうち３分の１しか体調が良い日がないという事実に驚きました。生理前後でのホルモンバランスの乱れやPMS、生理不順、生理痛など月経のトラブルを抱えながら生活しているのです。

また、近年では低体温の方がとても増えているそう。もともと女性は筋肉量が男性に比べると少なく、熱が作り出しにくいそうです。「低体温」の原因の一つは筋肉量の低下と言われており、現在のライフスタイルが、明らかな運動不足になっていることが挙げられます。なんと、50年前と今では日本人の体温の平均は0.7度近くも下がっていると言われています。また、基礎体温の３５°C台が1番がん細胞が増えやすく、自立神経も乱れると言われています。私の母は１０年以上前から精神疾患を患い、毎日寝る前に抗うつ剤を飲み、今はガンとの闘病生活を送っています。思い返してみると母親も基礎体温が低く、低体温だったのです。

体温が１°C上がると基礎代謝は１２％、免疫は３０％もアップすると言われています。サロンの現場でお客様からのお悩みを聞き、もっと根本からお悩みの解決ができないかと考えていた頃、同時に事業を拡大したい、店舗展開をしたいと思っていた私はよもぎ蒸しに出逢いました。

美容業界では古くからあるメニューではありますが専門店としてやっている店舗は全国でも指で数える程度でした。エステ業界は技術が必要になってくるため、どうしても属人的な部分も多く、スケールするには大変だなと思っていた私にとって、想いとビジネスモデルがマッチした瞬間でした。

そこで私たちは、本格よもぎ蒸しの専門店「深部体温を＋1℃上げて、根本から体質改善」をコンセプトに、すべての女性の美と健康を温活でサポートすることを目標に掲げお店をオープンしました。

温座の黄土漢方蒸し（よもぎ蒸し）とは

よもぎ蒸しは全身の皮膚や舌下、会陰や膣などの粘膜からよもぎを含む漢方のスチームを吸収させることで身体を内側から温め、基礎代謝や基礎体温をアップすると同時に質の良い汗をかくことで老廃物のデトックスを促していく、伝統的な美容健康法です。

温座ではよもぎ蒸しの中でも黄土漢方蒸しを採用し、使用している漢方と座器にはこだわっています。座器と漢方を煮出す壺は、化学物質を一切使用せず、全てひとつずつ職人が手作りでつくる黄土100%のナチュラル素材のものを。使用する漢方も、東洋医学のプロである専属の漢方医が、ヨモギ（艾葉ガイヨウ）をはじめとした、20数種類の韓国産無農薬薬草をブレンドし調合した、厳選された良質で安全な、無農薬の最高級漢方を使用しています。

よもぎ蒸しは衣服を脱いだ状態で専用のマントをすっぽりとかぶり温浴していただきます。会陰や膣などのデリケートゾーンの粘膜部分は他の皮膚の部分に比べても吸収率が高いと言われており、そう言った意味でも安心して入っていただけるよう拘っている部分です。

よもぎ蒸しと言っても様々な種類があり、よもぎ蒸し専門店をオープンするにあたり、色々なよもぎ蒸しを試しました。関東まで足を運び一日３〜４店舗巡り、蒸されたことも。実際にお客様の立場で色々試す中で、自分たちが1番体感も良く、お客様にきっと喜んでいただける、お悩みの解決のお手伝いができる。と、辿り着いたのが黄土漢方よもぎ蒸しでした。

よもぎ蒸しは、歴史が長くこんなに良い施術なのに、あまり広がってないのが自分たちにとってとても疑問でした。調べれば調べるほど、聞けば聞くほどに「冷え」に悩む女性たちが多いことを知りました。よもぎ蒸しは、芯から温めることができる唯一のものとも言われており、冷えが原因で様々な不調を引き起こしている現代女性の助けになれると思いました。「よもぎ蒸し」をまだまだ知らない多くの人に、まずは知っていただくこと。「行ってみたい！」と思ってもらえるような店づくり・空間づくりもとても課題でした。

よもぎ蒸しは室内の温度や湿度によってお客様の体感が変わってくることが最大の課題だと感じました。各部屋の空調の位置、湿度を吸収しやすい壁の材質選びや色合い、照明に至るまでお客様がストレスを感じない空間づくりを心がけました。

最初はカーテン仕切りでオープンな開放感のある空間でデザインを進めていたのですが、

お客様目線で考えた時、やはり個室にしようとなり一からデザインを考え直し、大きな窓と景色を生かした明るい空間に。柔らかさにこだわり個室への入り口の開口部分や壁の側面に丸みを持たせました。

女性がより働きやすい社会を目指して

近年ではフェムケアの市場が注目され、月経に関連した症状による労働損失は４９１１億円にもなります。現代社会における女性の抱えている悩みは非常に多く、心身ともに体質改善してもらいたいという思いでオープンさせました。

温座ではオープンしてから１カ月で総客数３００名の方にご来店していただけました。生理痛が緩和された、便がでるようになった、肌が荒れずらくなってきれいになった等、既に嬉しい声を頂いております。来店いただいたお客様のアンケートの統計を取った結果、来店された50%以上のお客様が「冷え」や「疲れやすい」と感じており「デトックスしたい」「リラックスしたい」と思っている方も半数以上、４分の１の女性が「自立神経の乱れ」を自覚していました。

女性がより働きやすい社会になることも我々の課題の一つです。

私たちの役割は全ての女性が持っている本来の自活力を引き出し、心身を整えること。深部体温＋１℃で、内側から強くしなやかな「健康」と「美しさ」をサポートしていきたいと思っています。そして、今後一人でも多くの方に温座のサービスが届くよう、将来は多店舗の展開を目指しています。