文化的な豊かさを創り続ける。アートプロジェクトカンパニーEmbedded Blueがアートと社会を繋ぎ描き出す未来。
株式会社Embedded Blue(エンベデッドブルー)は「文化的な豊かさを創り続ける」アートプロジェクトカンパニー。創業から1年半と短期間ながら、企業の文化芸術活動支援・展示会制作・パブリックアート主催など様々な形態でのプロジェクトを打ち出してきました。2023年10月には大手デベロッパーの複合開発に参画し、エリアマネジメントとしての「アート×まちづくり」を事業化。このストーリーでは、スタートアップでありながらアート業界に鋭くも滑らかに、唯一無二の展開を続けるEmbedded Blueの創業からの歩みと今後の展望を紹介します。
ギャラリーでもショップでもない「アートと人々を繋ぐ」ユニークな立ち位置
2023年10月、新しいアートスペースが誕生しました。目黒と五反田の閑静な住宅街の中に位置する、JR東日本グループと野村不動産グループとの共創による新複合開発エリア「MEGUROMARC」内にオープンしたこのスペースはギャラリーでもショップでもない「アートと人々を繋ぐ」ユニークな立ち位置の店舗空間です。
”EVER”「これから」と「これまで」、そんな前と後ろの時間軸の中で、アートと暮らしや生活のことを考えていきたいと言う想いを込めてEVERANDART(エバランダート)と
名付けられました。
アート作品の展示販売を中心に、人々の暮らしに寄り添うアートに関する相談、作品の設置・額装などのコンシェルジュサービス、アートワークショップ運営などを提供します。
この店舗をプロデュースし、運営するのは、アーティストのマネジメントサポートとアートプロジェクト企画制作を展開する株式会社Embedded Blue。このMEGUROMARC開発プロジェクトにエリアマネジメント・まちづくりの当事者として参画しています。
このプロジェクトへジョインしたのは、2022年9月。Embedded Blue創業からわずか半年たらずのタイミングでした。
そのほかにも時を同じくして、数々のアートプロジェクトを成功させていきます。
【事例紹介】
渋谷駅周辺にダイナミックにアートを設置したパブリックアートプロジェクト「SHIBUYA IN PROGRESS」を実施。
「SHIBUYA IN PROGRESS」にはスポンサーとしてアビームコンサルティング株式会社、東急株式会社などの名だたる企業も協賛。
外資系大手弁護士事務所内でのアートイベントでのキュレーション、展示制作。
伝説のロックバンドを映し出した緒方秀美写真展「BLANKEY JET CITY」をプロデュース。展示制作をワンストップで担当。
作品展示開催を支援するサービス「Blue Route(ブルールート)」をリリース。アーティストの資金調達~企画実行をサポート。
アートとビジネスの両方の世界を見た自分だからこそ、歩める道を。
「まちづくりもパブリックアートも僕たちにとっては、アートプロジェクト。そして、アートプロジェクトは社会とアート・文化芸術を繋いでいく手段だと思っています。」(株式会社Embedded Blue 代表取締役 片岡)
片岡は、Embedded Blueの創業前は大手証券会社に新卒から7年間勤務。営業、IT、新規事業開発とキャリアを積み、独立。長年経験を積んだ金融ビジネスからは大転換となるアート業界での起業を選択した。
Embedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨
野村證券株式会社で富裕層・法人顧客の新規開拓、金融コンサルティング営業に従事。成績優秀者として海外研修に選抜され、東南アジアでアートとビジネスをテーマに活動。帰国後、イノベーション推進部署にて資産管理アプリ事業を企画/PdMとして立ち上げる。野村證券史上初のGOOD DESIGN AWRADを受賞。その後は、次世代金融のR&D、新規事業立案を担当。退職まで並行してアート関連の企画調査に従事。2022年に独立。
生まれ育ちと、社会人経験はある意味真逆だったという。編集者/アートディレクターとフォトグラファーの両親の元に生まれ、周囲にもアーティスティックな人が多かった幼少期〜学生時代を過ごす。社会人になるとともに歩み始めたビジネスの世界には大きなギャップがあった。
「かけ離れた2点の間に思考を持つ自分は両方の世界を見た上で、色々考えさせられることがありました。多くの違和感に苛まれながら取ってきたバランスと、両者を掛け合わせることで創り出される価値。自分にしかできないことがあると使命を感じました。自分は2つの業界を跨いだハイブリッドだと思っています。そこに道を創ることで社会を前進させることができると信じています。」
文化芸術が持つ力を社会に生かすための「繋ぎ役」としてのプロジェクトデザイン
アートを主たる事業とすることは容易なことではない。そもそも株式会社である以上、営利企業であるため、ビジネスとして利益を上げ続ける必要があるし、ビジネスの本質は課題解決であると言う。アートはお金稼ぎのためにするものではないし、そのものに目的があると言うよりは、それ自体に価値があるものである。つまりアートとは根源的に役割が異なるため、アートを生業とすることには難しさがある。
「アートとビジネスを繋ぐ手段として、プロジェクトをデザインしていく」
Embedded Blueが主戦場とするアートは社会課題の解決に力を発揮することは各所で語られているが、そもそも文化芸術はそれ自体に価値があるものであり、アーティストが「何かのために」活動するとは限らない。文化芸術が持つ力を社会のために生かすためには「繋ぎ役」が必要。そしてその手段をアートプロジェクトデザインと呼んでいる。
アートとの関係を築いていくことで目指すもの
アートスペース「EVERANDART」プロジェクトは、「街づくり」「エリアマネジメント」にアート事業者として参画すると言うほかに例を見ないプロジェクト。そこで暮らす人、場所、コミュティとアートとの関係を築いていくことで豊かな生活や環境を提案していく。コンセプトとして、①アートと暮らし②体験とコミュニティ③街づくりにおけるアートの3点を掲げ、この場所においての様々な取り組みとともに、その拠点として店舗空間を構えている。
アートワークショップ
開催当初から毎回満席のアート体験ができるワークショップを運営。エリア住人の方に加え、エリア外から街に訪れる人を呼び込むきっかけにもなっている。
子供向けアートイベント
子供たちが自由に描いた作品にアーティストがペインティグを施し、作品を完成させるセッション。完成した5つの作品はエリア内に展示された。
エリア内の施設への展示制作
この場所性を生かした展示を制作。サイズと額装をオーダーして作品を購入できるという企画展示を開催。
「アートと人の距離を縮める空間」
アートによって日常が豊かになることや、空間・人生にとっての彩りとなることはもはや説明不要である。しかし、アートへのハードルや、とっつきにくさを感じている人も多くいるのも事実。
「EVERANDARTでは生活や暮らしの中にアートがあることや、アートと向き合う時間を持つことを提案していきます。まだ道の途中で、試行錯誤の中ではありますが、そこで暮らす人々にとって、アートとの関わりにおいて今までになかった価値をもたらせるような空間を目指します。」
日本を代表するアートプロジェクトカンパニーを目指して
今後の展望としては、日本を代表するアートプロジェクトを創っていく企業になることを目標と掲げる。
それは芸術祭のように、アーティストの作品制作の舞台であり、その地域やそこに住む人々を潤し、世界から関心と人を呼び寄せるものにしたいと語っている。
「現在手掛けているプロジェクトは全て「小さな芸術祭」だと思っています。芸術祭には作品世界があり、地域とともにアーティストが共創し、人を呼び寄せ、人・もの・カネの循環を生み出しています。作品があるだけ、アーティストがいるだけではなくて、アートと社会を繋ぐ役割として存在するプロジェクトをデザインしています。」
さらなる展開として、代表片岡のバッググラウンドでもある金融×アートプロジェクトを見据え、アートファイナンシング事業の開発にも着手している。
少しずつだか着実に、目指す場所に向かう中で、点を点を結びつけ、これからもEmbedded Blueは創り続けていく。
【会社概要】
・会社名:株式会社 Embedded Blue / Embedded Blue Inc.
・所在地:東京都品川区小山1-8-11
・代表者:片岡奨
アート、企画・制作事業を展開するアートプロジェクトカンパニー。様々なアートプロジェクトを立ち上げ、実行していくことで、文化的な豊かさを創り続けていく事業体です。IT・金融業界を経験したビジネスサイドと、多様なスキルと創造性を有するクリエーターから構成されるチームで、アートとプロジェクトデザインによって新たな価値を創出していきます。
【事業内容】
・アート事業:
ARTIST MANAGEMENT(アーティストマネジメントオフィスの運営)
ART PROJECT MANAGEMENT(アート企画制作・企業の文化芸術活動支援)
ART AREA MANAGEMENT (街づくり×アートによるエリアマネジメント)
Facebook :https://www.facebook.com/embeddedblue
Instagram :https://www.instagram.com/embedded_blue_inc/
店舗情報
店舗名 :EVERANDART(エバランダート)
住所 :東京都品川区西五反田3丁目3番2号 プラウドタワー目黒MARC1階 1B
営業時間 :11:00 – 18:00
定休日 :月・火・祝日
アクセス :東急「不動前」駅 徒歩6分、JR・東急・東京メトロ「目黒」駅 徒歩7分
Instagram:https://www.instagram.com/_everandart_/
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ