【枚方市調査プロジェクト〜アルバイトを失った学生を支援〜】23名の枚方市在住学生が作った、市のミライに繋がる4990件のデータ!
コロナ禍の中、あるプロジェクトが立ち上がりました。弊社はIT×人海戦術でどこよりも早い街中の情報を収集するため、フィールドワークとして日々調査しています。
緊急事態宣言が発令され、コロナのニュースが日々駆け巡る中、「多くの大学生がアルバイトを失い生活費や学費に困っている」というニュースを見かけました。一人でも多くの困っている学生さんを弊社でアルバイト雇用し、データ収集をしてもらい、どこかの街の未来に活かせないか?
そして、弊社の代表藤本が生まれ育った街である、大阪府枚方市にご提案させて頂くこととなり、今回のプロジェクト「枚方市調査プロジェクト〜アルバイトを失った学生を支援〜」が立ち上がりました。
枚方市の面積は65.08平方kmあり、大阪の中でもとても面積の広い市です。弊社で22区画にエリア分けをし、総勢23名・約1ヶ月で枚方市全域の調査を行いました。
▲大阪府内でも屈指の広大な面積、枚方市
アルバイトの募集を開始してすぐ…予想を超える何倍もの応募が集まりました。学生の皆さん、応募動機としてコロナ禍で困難な状況であること、枚方市への熱い思いをたくさん綴って応募してくださいました。
そこには、「高齢者の死亡率が高く若者は自覚症状のないまま感染を広げてしまうと知り、家には高齢の祖母がおり予備校での担任助手というアルバイトを自ら辞めました。そこから私自身の収入はなく、学費も免除の申請をしています。私は祖母の介護をしなければならないため、夜のアルバイトは難しいのですがこのアルバイトなら朝や夕方にできるので応募しました。生まれた頃から育ててくれた母なる大地である枚方市に恩返しがしたいと思っています。」とすごく熱い思いを寄せてくださった学生さんもいらっしゃいました。
いざ、調査を開始。
ですが時節柄、雨続きの毎日で「本当に終わるのか?」。アルバイトをする学生の皆さんにとっても、弊社にとっても、心配な日々が続きました。しかし、そんな中でも雨の合間にコツコツと調査を進めてくれていたり、朝早く起きて早朝から調査を開始してくれていました。
▲調査中に撮影をしてくれた写真です。枚方の街並みがよくわかります。
タイトルは「“天気の子”を感じる枚方市」
今回、実際調査をしてくれた学生にインタビュー致しました!
Q1.なぜ、このアルバイトに応募されたのですか?
「人の役に立ちたいと思ったからです。自分の地域に貢献できるという付加価値を加えてお仕事をできるという点に魅力を感じました。また自粛期間、アルバイト先が休業になり就職活動の交通費などを稼ぐ必要がありました。大学で社会調査という分野を学んでおり空き家は、景観の悪化や不法侵入や不法占拠など様々な問題があります。自分が学んだことを活かしながら空き家などの調査のお仕事を学生の間にしてみたいと考えていたので今回のアルバイト調査に対する思いが伝わるように志望動機を書きました。」
Q2.実際に調査のお仕事をした感想をお聞かせください。
「自己成長にできたと感じております。コロナの影響で日常生活が大きく変化し、〇〇ができないとネガティブになると何に対してもマイナスのことしか考えられなかったりしますが、今回調査のお仕事をさせていただいて自分の身近な地域の課題や問題を考えることが多くなりました。
そして、空き家を目の当たりにし衝撃を受け、私にはどうすることもできないのかと感じもっと勉強したいという思いが高まりました。密にならずにお仕事しながら、何かに役に立つ機会を与えていただいて感謝の気持ちでいっぱいでした。」
Q3.枚方市の印象や思いは変わりましたか?
「枚方市はベットタウンであり、駅前の開発などは現在も進行していて、益々枚方市に対する世間的なイメージが変化していくのではないかと感じています。
私が住んでいる地域は、ひらかたパークから少し離れた住宅街であるのですが新しい家が建設されて、空き家などが身近に存在しているというのは驚愕しました。今回の調査を通じて、枚方宿地区まちづくり協議会が実施している町家情報バンクのシステムが浸透していったらいいなと感じました。」
▲調査中に撮影してくれた写真です。ノスタルジック!
タイトルは「枚方で見つけたマジックアワー」
このように熱い想いを感じながら、学生たちの頑張りにより無事調査を終える事ができました。学生たちにとっても弊社にとっても、とても貴重な経験になったと思います。枚方市様にもこの情報を、地域の活性化や今後の政策立案などにお役立て頂ければ、うれしく思います。
今回の枚方市でのプロジェクトを礎に、様々な自治体のEBPM(Evidence-Based Policy Making:エビデンスに基づく政策形成)にご活用頂けるよう、弊社 株式会社Reviewも頑張って参ります。
最後に…
コロナで大変な中。
猛暑が続く中。
毎日頑張ってくださった23人の枚方市の学生のみなさん、本当に本当にありがとうございました。みなさんのミライが明るく素晴らしい日々となることを、弊社一同お祈りいたします。
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